社会学者の古市憲寿氏が8月21日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演し、バスケットボール日本代表の4選手によるジャカルタ・アジア大会中の買春行為騒動について言及。マスコミによる報じ方が“悪趣味”だと述べている。
4名の選手はすでに20日に緊急帰国し、謝罪会見に出席。日本代表のオフィシャルウェアを着用した状態で現地での買春行為に及んでいたことも世間からのバッシングを加速させる要因となっており、日本選手団の代表認定取り消しという結果に至っている。
だが、古市氏は4選手の現地での振る舞いを「褒められた行為ではない」と前提しつつも、「そこまでさらし者にすることかなぁと思ってしまう」と述べ、世間からの非難が過剰であるとの見解を示すと、「報じるほうも悪趣味。会見で事細かに女性を買ったかって聞きたくもない」「スポーツ選手は必ずしも聖人君子である必要はないと思うので、そんなに細かく報じなくてもいいんじゃないかなと思います」などとコメントした。
「とはいえ、やはり世間は“代表ユニフォームを着た状態で買春していた”という部分に怒りが集まっているようで、『プライベートならそうかもしれない。日本代表として現地に行き、しかも代表着まで着ていたとなると、話は違う』『日の丸背負って買春するのはまずかったね』『叩きすぎとは思うけど、代表の服を着て遊びに行くのはありえない』との声がネットに蔓延しています。ただし一方で『確かに細かくは聞きたくないわ』と買春行為の詳細を根掘り葉掘り聞く必要はない、という古市氏の意見に一部理解を示す声が上がりました。選手を咎める声が多いのは致し方ないとして、買春までの経緯を細かく聞くマスコミの姿勢には嫌悪感を感じている人もいるようです」(テレビ誌ライター)
公式ウエアを着ての行為だけに、当該選手たちには、よほど自覚がなかったのだろう。少なくとも、根掘り葉掘り聞かれたことで、コトの重大さを初めて痛感した面もあるような気もするが…。
(木村慎吾)