その食いっぷりはお店の人にも認知されていた。
かつて元SKE48の松井玲奈も、「乃木坂に兼任して一番驚いたこと」として「楽屋のご飯がなくなること」と答えるなど、食欲旺盛なメンバーがそろう乃木坂46。
顔面偏差値が高いアイドルとして認識され、今やファッション誌でモデルを務めるメンバーも多い。そんな乃木坂だが、AKB48やSKEでは1度もなくなったことを見たことがないと話していた松井が、ケータリングが頻繁になくなるのを見ているわけだから、メンバーの見た目からは想像できないほどの大食いぶりは本物なのだ。
白米を何杯食べられるか競う大食い企画で9杯を食べた松村沙友理や7杯を食べた生田絵梨花。さらに夏の全国ツアーで訪れた福岡でとんこつラーメンを2杯食べた堀未央奈、もしかすると松村を凌ぐ大食いとも噂されている向井葉月など、大食いエピソードを持つメンバーは多い。そのため、メンバーの食に関するエピソードはファンも興味を持っているが、中でも毎年夏の全国ツアーの時期になると話題に上るのが「仙台の牛タン」についてのエピソードだ。
各地のご当地グルメを食べることを全国ツアーの醍醐味と捉えている乃木坂のメンバーたちだが、特に仙台では「牛タン」を楽しみにしているメンバーが多く、2014年の仙台公演の際には松村が牛タンを1人で5皿も平らげてしまう一幕もあった。しかし、翌15年からは1人で何皿も食べてしまうメンバーが出ないよう1人1枚の食券をもらい、牛タンと交換する食券制が採用されることになった。それでも、後に白石麻衣が隠れてマネージャーから食券を2枚もらっていたことを懺悔するなど、不正に走るメンバーもいたという。そのため、運営側も不正を撲滅するため、16年からは食券にメンバーの名前が入れる異常な徹底ぶりを見せていたが、今年も牛タンに関する「新たな珍エピソード」が誕生したことを9月1日に行われた仙台公演で、若月佑美が明かしている。
「今年も食券を渡して、業者の人からメンバーは牛タンをもらっていたということですが、なぜか松村に関しては業者の人が食券を催促してくることなく、松村の顔を見ただけで牛タンを用意してくれたそうで、松村だけが“顔パス”になったと盛り上がっていました。松村も『意外に大盛りとか頼めた、券がどうのこうの言ってたけど、あってもなくても大丈夫になりました』と、自慢げに話していました。何でも乃木坂の仙台公演のケータリングを担当している牛タンの業者は毎年同じ業者だそうですから、“要注意人物”として覚えられているだけなのかもしれませんね(笑)。実際、夏のツアー2回目の参戦となる3期生の向井は顔パスを試みるも失敗したようですし、何杯食べたかなどの具体的な話がなかったため、何皿も食べられるというわけではなく、単に食券が不要になっただけかもしれません」(アイドル誌ライター)
ぜひ、今後の番組で顔パスについての詳細を語ってほしいところだ。
(石田安竹)