テレビ各局にとって10月改編は今後の動向を占う大事な時期。中でも、命運を握る人気女子アナの争奪戦は一段と過熱しており、世代交代が一気に加速中なのだ。これまでの主役が脇に追いやられ、新人クラスが次々と抜擢されている。最新舞台裏を以下──。
目下、その動向が最も注目されているのが、9月17日を最後に「ミュージックステーション」を卒業したテレビ朝日の弘中綾香アナ(27)だろう。入社直後から「Mステ」のサブMCを5年間務めた彼女だが、今回の人事のウラ事情についてテレビ朝日関係者が証言する。
「弘中アナの卒業が本決まりになったのは、今春のこと。局の内部では『これから彼女は猛烈に働かされる』と話題ですよ。彼女のMステ卒業に関しては番組の若返りの意図が強調されていますが、現場ではそれ以上に、彼女が今後『テレ朝のエース』として活躍することへの期待で盛り上がっている。この秋から頻繁に特番に起用される予定です」
なにしろ、可憐なルックスに加えて、新人ながらタモリとの掛け合いを堂々とこなすなど、評判は上昇の一途だというのだ。
さらにオードリー・若林正恭との掛け合いが注目を集めている番組「激レアさんを連れてきた。」では「毒舌キャラ」としての新境地を開いたことで、プロデューサーによる争奪戦も激化。
「最近、何人もの局のプロデューサーが『弘中アナを使っておもしろいことをしたい』と口癖のように言っている。今、最も『局内ファン』の多い女子アナなんですね」(テレ朝関係者)
そこで一気に進むのが、三十路アナとの世代交代だ。テレ朝関係者が続けて断言する。
「遅くとも来春までには実現すると思いますが、竹内由恵アナ(32)と代わって『やべっちFC』の進行キャスターに抜擢される構想が動いている。他にも今後、彼女が出演するバラエティー番組が複数スタートする予定です」
まさしく「弘中時代」の到来が迫っているが、こうした番組配置には、女子アナのオトコ管理の問題も複雑に絡んでいるという。
「弘中アナは人気バンド・ワンオクロックのToruとの交際が報じられていますが、人気女子アナだけに、この交際には反対する声が多い。相手がバンドマンであることに眉をひそめる幹部もいましたね。音楽番組の『Mステ』を降板させることに『バンドのオトコは忘れろ』という幹部のメッセージが込められていると、もっぱらですよ。今回の人事で、デートする時間も確保できない多忙が予想されることから、局内では『別れさせ人事』と呼ばれているんですよ」(テレ朝関係者)
実はこうした強権発動の裏には、テレ朝の苦々しい過去が関係しているのだ。