古参の日本テレビ関係者が明かす。
「90年代前半の女子アナブームの際、日テレでは永井美奈子、米森麻美、薮本雅子の人気アナ3人で『DORA』というアイドルグループを結成したのですが、本物のアイドル出身の市來アナが入社したことで、局内では『新DORA』を結成するアイデアも急浮上しているんです。40代のプロデューサーが書いた『新DORA』の企画書によれば、メンバーは市來アナのほか、水卜アナと男性人気の高い笹崎里菜アナ(26)で、中でも新人の市來アナがセンターを張るという企画です。もっともアナウンス部の女帝である井田由美アナから『アナウンサーの仕事じゃありません!』と一喝されてしまい、頓挫しかかっているとの話も聞きました」
フジテレビでは、宮司愛海アナ(27)が出演し深夜枠から3年間続いた『さまぁ~ずの神ギ問』の終了が発表されたばかり。これまで次のエースと目されていた宮司アナの栄華も、ここにきて落日の兆候すらあるという。フジ関係者が語る。
「『神ギ問』は宮司アナが入社直後に担当し、ブレイクした番組。今後、単発の特番としての放送が予定されているものの、番組終了により宮司アナの立場が揺らぐのは確実でしょう。今、局内では『報道のできる女子アナ』の層が薄いこともあって『宮司アナを報道路線にシフトする』という案が浮上しています。そうなれば『フジの救世主』と鳴り物入りで入社したものの、まだ力を発揮できていない久慈暁子アナ(24)がいよいよバラエティーで重用されることになるでしょう」
10月の改編による女子アナの動向について、女子アナ評論家の春山マサハル氏が解説する。
「注目しているのは『スーパーJチャンネル』でMCに就任したテレビ朝日の林美沙希アナ(28)。彼女は異常なまでの麻雀好きを公言するなど、女子アナ界でも屈指の個性派キャラ。今まで影が薄い印象がありましたが、一気にブレイクするかもしれません」
さらに「改編でフリー転身のきっかけも生じる」と春山氏が続ける。
「女子アナ随一の美貌を持ちながらも面倒くさい性格から、飼い殺し状態のTBS・宇垣美里アナ(27)はこの改編でも大きな変化はなく、いよいよフリー転身を決意するタイミングにさしかかったとみるべきでしょうね」
民放各局の世代交代の荒波が押し寄せる10月改編。悲喜こもごもの行く末やいかに──。