お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が9月19日、Amazonプライム・ビデオにて配信された新企画「HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE」の記者会見に出席し、同番組に多分に「パワハラ要素」が含まれていることを認めた。
Amazonプライム・ビデオでは、“最後まで笑ってはいけない”「ドキュメンタル」に続く松本人志のプレゼン企画第2弾として、“最後まで動いてはいけない”「FREEZE」なる斬新な企画を発表し、初回のゲストにはタレントの鈴木奈々やボビー・オロゴン、諸星和己、安田大サーカスのクロちゃんなどが登場。
松本が仕掛ける様々な仕掛けに耐え抜き、最後まで体を動かさずにノーリアクションを貫いた者に賞金100万円を授与するという今回の企画について、松本は「人選が良かったし、みんながそれぞれの個性を出してくれた」とコメント。これに対し、諸星は「悪く言えば(今回の企画は)パワハラ。今は第三者委員会に(判断を)委ねてますから」と反論し、過激な内容だったことを嘆いている。
「松本が今回のFREEZEを『もし本当に第三者委員会の審議が入ったら完全にアウト。本気で訴えたら全員勝てると思う』と語ったように、一歩間違えば大ケガしかねないような仕掛けもあります。最も危なかったのは出演者の顔にちょっかいを仕掛ける小型ドローンの接近でしょう。実際、クロちゃんの頭に小型ドローンのプロペラ部分がかすり、機体が墜落する事態に見舞われ、直後にはクロちゃんのおでこ部分に完全な切り傷のような赤い痕が残ってしまいましたからね。松本は“パワハラ”という言葉だけにとどめていますが、番組のせいで参加者が負傷しているようではいくらAmazonの番組といえども問題提起されるかもしれません」(テレビ誌ライター)
地上波放送のコンプライアンス至上主義から脱するべく、Amazonのオンデマンド配信というステージに光明を見出しつつある松本。だが、行き着く先に芸人の負傷とパワハラのオンパレードが待ち受けているようでは、さすがに番組継続も長くは持たない可能性もあるのでは…?
(木村慎吾/写真:パシャ)