女優の剛力彩芽が「月に行く予定はない」と事務所を通して宣言した。剛力と交際中でZOZOTOWN創業者の前澤友作氏が9月17日、米スペースX社が計画する民間月旅行の顧客第一号になったと発表したことを受け、恋人の剛力が月旅行に同行する可能性が取りざたされていたのに反応したもの。
前澤氏は民間月旅行第一便の座席を買い占めており、6~8人のアーティストを同行させ、月をモチーフにした作品を発表してもらうプロジェクト「#dearMoon」を発表している。事務所サイドでは「剛力は女優で、前澤氏の言うアーティストとは違うと思う」としているが、剛力が月旅行に同行できないことには別の理由があるというのだ。週刊誌の記者がこう指摘する。
「最大の理由は二人が結婚していないことにあります。前澤氏は以前から『結婚という形に縛られず』と明言しており、剛力と入籍するつもりはないはず。そのため剛力はあくまで恋人であり、妻にはならないわけです。ここで問題になってくるのが今回の月旅行にかかる費用。前澤氏はスペースX社に700億円以上を支払ったと言われており、一人あたりでは約100億円になります。この莫大な旅費を家族ではない恋人のために前澤氏が負担した場合、税法上は前澤氏から剛力に対する『贈与』に当たるはずです」
剛力が前澤氏の妻であれば、家族旅行の費用は前澤氏の全額負担で何の問題もない。しかし恋人であれば100億円の旅費を贈与されたことになるので、巨額の贈与税が発生するというのだ。最近は税務署が男女間の金銭贈与に厳しい目を光らせており、「パパからのお手当て」にも容赦なく課税する方向になっている。それゆえ恋人関係を公言している剛力と前澤氏の場合、贈与税から逃れることは不可能だというのだ。
「それに対して前澤氏が招待するアーティストに関しては、『月に関する作品を制作するための出張費』ということで贈与税は発生しません。ならば剛力も何らかの作品を作れば良さそうなものですが、彼女自身にはアーティストとしての実績がないため、その手法は脱税とみなされてしまうでしょう。同様に前澤氏の個人的な友人も、月旅行には同行できないのです」(前出・週刊誌記者)
これが海外旅行程度であれば、たとえプライベートジェットに同乗しようとも、旅費の負担は黙認されてきたもの。しかし100億円レベルとなるとさすがに話が違ってきてしまうようだ。
(金田麻有)