芸能

前澤友作社長、月旅行会見での自己紹介第一声が「つかみはOK」なワケ!

 アメリカのスペースX社が手掛ける月旅行において、初の民間搭乗者となることが決まったZOZOTOWN創業者の前澤友作氏。9月17日(現地時間)に同社で開催された記者会見に登場した前澤氏は、宇宙船「ビッグ・ファルコン・ロケット」(BFR)第一便の席をすべて買い占め、6~8人のアーティストを月旅行に招待するという壮大なプロジェクト「#dearMoon」を発表した。

 同会見ではスペースXのCEOで、電気自動車メーカー「テスラ」のCEOとしても知られるイーロン・マスク氏が前澤氏を紹介。演台に進み出た前澤氏は10分近くにもわたり、全編英語で今回のプロジェクトについて説明した。その様子についてアメリカ在住歴を持つライターが指摘する。

「何より感心したのは前澤氏の堂々とした振る舞い。笑顔を絶やさず、少しジョークも交えつつ、日本人離れしたスピーチで聴衆を惹きつけました。前澤氏自身が『あまり英語がうまくない』と前置きしたように、時折言いよどむ箇所もありましたが、彼の壮大な計画は確実に伝わったはず。現地の報道では『絵画コレクター』と紹介されていましたが、今回のスピーチにより“顔の見える経営者”になったのは確実です。月旅行に連れていきたいアーティストを口説く時も『あの前澤氏』として認知してもらえるので、話を進めやすいでしょうね」

 その前澤氏、日本では紗栄子や剛力彩芽との交際報道もあって知らぬ人のいない有名人だが、現地では「日本人の億万長者」でしかないのもまた事実。それもあって今回のスピーチでは自己紹介から始めたのだが、その内容が日本人にとっては意表をつくものだったという。

「前澤氏はまず、自分がスケートボードに興じているシーンの写真を紹介。それは18歳の時に半年間、カリフォルニア州サンタモニカを訪れていた時のもので、『アメリカから大きなインスピレーションを受けました。ファッション、音楽、文化、そしてアメリカ人の親切さに』と語ったのです。アメリカでは『私は何者か』を説明することが重要とされており、この切り出し方は大正解。しかもアメリカとの縁を見せることで、日本人の大金持ちが伊達や酔狂で月旅行を買ったのではないことを示すことができました。これが普通の日本人経営者であればまず、ZOZOTOWNがどんな通販サイトなのかを紹介するところから始めるはず。しかし、それではアメリカ人の心はつかめません。誰かのアドバイスなのか、それとも前澤氏自身のアイデアなのかは不明ですが、このスピーチはまさに『つかみはオーケー』となったことでしょう」(前出・ライター)

 今回の記者会見を巡って日本では、月旅行に剛力を連れていくかどうかが話題になっているが、アメリカをはじめ各国では早くも「私を月に連れていってほしい」とアピールするアーティストが続出しているという。どうやらこの月旅行、日本人が思っている以上に海外では注目を集めているようだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」