テレビ東京の人気番組「元祖!大食い女王決定戦」が9月17日に放送され、大食いファンが胸をなで下ろしている。というのも、同番組は終了がささやかれていたからだ。
テレ東の大食い番組はこの「女王戦」のほか、「大食い王決定戦」「国別対抗戦」があり、それぞれが毎年放送されてきたが、今年は9月まで、いずれの番組も放送されていなかった。
「放送されない理由がいくつか報じられています。大食いファイターが他局の番組に出演することを番組関係者が快く思っておらず、“拘束”しようとした。あるいは視聴者受けのいい選手が勝ち残れるように関係者が便宜を図り、ファイターが反発したのではないかという疑惑もありました」(テレビ誌ライター)
番組放送から10日が経った9月27日、この疑惑が本当であったことを匂わせるツイートを出場者の1人が行い、ファンを騒然とさせている。
ツイートしたのは人並み外れた大食いから“魔女”と呼ばれる菅原初代さん。2008年にギャル曽根を破って二代目大食い女王になると、3連覇を成し遂げた実力者だ。その菅原さんはツイッターで突如、こんなツイートをしたのだ。
〈昔の大食い女王戦で腑に落ちなかったのが、経験の長い魔女の作戦、デビュー間もない○○は、みたいな対比ですよ。(中略)経験の少ないのは菅原だと思うんですが。今回のナレーションではそんな情報操作はなくてせいせいした。スタッフ総入れ替え万歳!!〉
とツイートしたのだ。菅原さんによると、カメラや音響、美術などの外注スタッフは同じだが、テレ東のスタッフはプロデューサー以下すべて変わったのだという。
さらに、〈番組に違和感を覚える方もいると思いますが、現場入りして思ったのは、空気が澄んでいる。でした〉とツイート。以前の現場は雰囲気が悪かったことを暴露した。
「このツイートによって疑惑が本当だったことが明らかになったと言っていいでしょう。ツイートを知った後、番組を振り返ってみると思い当たるシーンがあるんです。まず、番組MCが一新されたこと。照英のMCは好評で、なぜ代えたのかと疑問の声が出ていました。また、決勝戦終了後、菅原さんが公正なジャッジが行われたことを感謝する発言をしているんです。なぜいきなりジャッジについて話すのか、不自然なシーンでしたね」(前出・テレビ誌ライター)
どうやら、総合的に見ると、菅原さんが匂わせている、優遇されていた選手はかつて番組に出ていた大食いを売りにしたある若手の女性芸能人のようだ。実際、彼女は、過去の同番組で、連続して好成績を収めているが今回はなぜか出場していない。
「大食いファイターたちはとても仲がよく、ツイッターでよくやりとりしています。その若手女性芸能人も、以前はよくやりとりしていました。今はほんの一部の選手としかコミュニケーションを取っていません。理由はやはり、そういうことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
菅原さんはツイッターで「新しい大食い女王戦を応援してください」とコメントしている。トラブルを乗り越え、大食い女王の新たな歴史が作られることをファンも願っているのは間違いないのだが…。