9月22日にTBS系で放送された「キングオブコント2018」。ワタナベエンターテインメント所属のハナコの優勝で幕を閉じた今大会だが、新ルールである決勝進出者の当日発表に加え、審査員のバナナマン・日村勇紀の淫行報道とも重なり、注目度が上昇。昨年を1.9ポイント上回る視聴率11.6%(ビデオリサーチ調べ・関東)を記録した。
チャンピオンとなったハナコに注目が集まる中、お笑い業界では、「出演芸人の今後」について様々な憶測が囁かれている。
「『3人組のハナコは売り方が難しい』という声もありますが、それなりに売れると思いますよ」と、話すのはお笑い関係者だ。続けてもらおう。
「彼らは他にもおもしろいネタを持っていて、ポテンシャルは非常に高い。トークの技術はこれからかもしれませんが、間違いなく磨けば光るはず。今後、息の長い芸人としてバラエティ番組で輝きを見せてくれるはずです」
5位にランクインしたロビンフットも高評価だ。
「結成18年のキャリアを誇るだけあって、彼らのネタは全年齢にウケる。今大会でインパクトを残すことができて、営業のオファーが殺到していると聞きましたね。テレビでも営業でも一生食べていける逸材ですよ」(前出・お笑い関係者)
さらに「今大会、優勝したハナコよりも間違いなくオイシイと言われるコンビがいるんですよ」と同関係者。そのコンビとは──。
「10組目で映像ネタをやったザ・ギースです。彼らは6位に終わったのですが、ネタはともかく演技力の評価が非常に高い。業界内の各所で『俳優として起用したらどうか』との声が上がっています」(前出・お笑い関係者)
“敗れてなおオイシイ”大会なのであった。
(白川健一)