9月21日発売の写真週刊誌「FRIDAY」にて、過去に16歳女性と不適切な関係を持っていたことが発覚した「バナナマン」の日村勇紀。芸能活動の自粛を予想する声もあったが、翌22日に生放送された「キングオブコント2018」(TBS系)では当初の予定通り、審査員の一人として出演を果たした。
「コンプライアンスが厳しく問われる昨今、TBSとしてはギリギリまで日村を出演させるべきかどうか迷っていたはず。ただ今回のスキャンダルに関しては『16年も前の一件をなぜ今さら』と、世間は日村に対して当初から同情的でした。実際、ふたを空けてみれば日村の出演に対する批判はほとんどなし。しかも司会のダウンタウン・浜田雅功が遠慮なく日村にツッコミを入れたことで、ミソギを済ませてしまう形になりました」(お笑い系のライター)
そんな日村の出演を巡ってお笑いファンからは、相方である設楽統との熱い絆がにじみ出ており、応援する気になったとの声も聞こえてくるという。相方の応援があればスキャンダルも乗り越えられるはず。「キングオブコント」で垣間見えた二人の絆についてお笑い系のライターが続ける。
「今回はバナナマンとさまぁ~ずの2組がコンビ芸人として審査員を務めましたが、コンビ二人のつける点数が対照的だったのです。決勝まで含めて全13回の採点にて、バナナマンは設楽と日村で同じ点数が3回、1点差が3回と息の合った場面が連続。二人の採点差は平均で1.7点に収まり、同じような感性を持っていることを示しました。視聴者からは『また同じ点数だ!』『日村と設楽、仲良すぎ!』との声が続出し、二人の絆を実感した人が多かったようです。対するさまぁ~ずの大竹一樹と三村マサカズは最大で8点差、採点差は平均3.0点と大きく開いていたので、それもバナナマンの『寄り添う姿』を際立たせていたようですね」
もちろん両者の違いは、どちらがいいとか悪いという話ではない。そもそもさまぁ~ずも高校の同級生であり、普段から仲の良さで知られているコンビだ。ただバナナマンのほうは日村のスキャンダル直後だったこともあり、点数の一致が二人の絆を象徴しているように見えても不思議はなかったのだろう。
(白根麻子)