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女子ゴルフ「生き残り最終バトル」が過熱する(1)復活を見せた香妻琴乃

 女子ゴルフツアーは「第2回リランキング」が発表され、いよいよ終盤戦に突入した。今季は黄金世代と呼ばれるルーキーたちの活躍もあって、賞金ランキングの顔ぶれに異変が見られ、人気プレーヤーによるシード権争いとなりそうだ。生き残りをかけたラスト7戦の見どころをたっぷりとお届けしよう。

 女子ツアーは9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」後に、今季からスタートしたリランキングの第2回の発表があり、終盤戦の出場順位が決定した。スポーツ紙記者が話す。

「上位にはトップの小祝さくら(20)を筆頭に、4位・勝みなみ(20)、7位・新垣比菜(19)、8位・松田鈴英(20)ら“黄金世代”のルーキーたちが名を連ねた。ただ、最も驚かされたのが、その前週の『東海クラシック』で、香妻琴乃(26)がプロデビューから8年目、悲願の優勝を果たしたことでしょう。最終日は自己ベストの『64』で、3打差からの逆転優勝。獲得賞金ランキングも42位まで上がった」

 香妻といえば、14年にブレイク。同オフには「日本航空」を筆頭に「ECC」、「ベンツ」とスポンサー契約を結び、若い女性に人気の「サマンサタバサ」と所属契約を交わした。

 だが翌年、早くもつまずく。ゴルフライターが振り返る。

「美人ゴルファーと騒がれ、多忙なオフを過ごして、体のケアを怠ったこともあり、腰痛を患って賞金ランク48位と低迷しました。正念場となる11月の『伊藤園レディス』には、エントリーミスのために予選会からの参加となり、辛うじてシード権の確保となった。すると、『手続きの不備は個人マネージャーの落ち度』と怒りだし、オフに解雇したんです。容赦のない対応で評判を落とし、そこから精彩を欠いて、迷走が始まった」

 16年以降、シード入りはかなわず、昨年の予選会では、まさかの3次試験で敗退。今季はQTランク104位からのスタートで、第1回リランキングでも55位と、下部のステップアップツアーに参戦するなど、なりふりかまわないシーズンだった。

「今年は意外にも、6月の米ツアーの『全米女子オープン』の最終予選会を突破し、復活の手応えをつかんでいました。悪天候もあって結果こそ残せませんでしたが、持病の腰痛も癒え、本格的に体をしぼり始めた。優勝後、『3キロは痩せた』と話していましたが、実際は5キロ以上でしょう。春先は誰の目にも60キロ以上に見えた(苦笑)」(ゴルフライター)

 大好きな揚げ物やトンカツ、ラーメンを断ち、少ない出場機会を待った。今回の初優勝にしても、ツアー史上2度目のキャンセル待ち優勝だった。ゴルフ・ジャーナリストの宮崎紘一氏が話す。

「出場できる保証もない中、会場入りして待機するなんて、プライドをかなぐり捨てないとできない。まさに背水の陣であり、その強い思いが最終日の逆転優勝につながったと思う。この経験は大きいね。やっとプロのスタートラインに立ったとも言える。今後が楽しみになりました」

 同期で、仲のいい東浩子(26)と福田真未(26)が祝勝会を開き、サマンサ軍団の先輩・原江里菜(30)も有村智恵(30)を誘って祝福した。

「原と有村といえば、今季で引退した宮里藍(33)の信奉者であると同時に、ウェア越しにもクッキリとラインが出るおっぱいが大きな魅力。香妻も痩せたとはいえ、巨乳は健在です。まさに『新・巨乳軍団』結成の瞬間であり、ツアーのスポンサー関係者からも『初日に3人で回ってもらえば、ファンが喜ぶね』という声が聞こえてきています(笑)」(ゴルフライター)

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