スポーツ

武豊 4000勝の「初耳“裏”トリビア」18(4)桂文枝の落語にハマッて…

「重賞乗り替わりについても、珍記録があります」

 と言うのは、スポーツ紙競馬担当記者。

「17年のシンザン記念で、タイセイスターリーに騎乗予定だった川田が落馬負傷。急遽、武が乗ることになりました。これが30年以上の騎手生活で、初の当日代打でした」

 武ほどの騎手なら、重賞では当然、騎乗馬がすでに決まっているもの。なんとも珍しい「事件」だった。

「JRAでの数多のGI騎乗の中で、逃げ切り勝ちは16年の天皇賞・春のキタサンブラックが唯一。これも意外かもしれません」(ベテラン競馬ライター)

 天才のプライベートライフにも触れよう。冒頭のオンナ交遊激写騒動は酒が媒介したものだが、焼酎を除いて、全てイケるという。

 バーに行くとまず、お気に入りのウイスキー(シーバスリーガル25年など)をロックであおり、それからソーダ割りを続け、最後のシメにもう一度、ロック。これが武流の飲み方らしいが、

「海外遠征時は、その国のものを好んで飲みます。アメリカではバーボン、フランスならワインと。地方の名産もたしなみ、夏にドーヴィル(フランス)に行った際には、リンゴを原料とする蒸留酒のカルヴァドスを飲むようにしている」(競馬サークル関係者)

 カルヴァドスは香りもアルコール度も強い酒だが、フランス料理にマッチして、大好きなのだという。

 アルコールと並ぶたしなみで意外に知られていないのが、落語好き。競馬場やトレセンへ向かう道すがら、車中で聴いているのだ。知らず知らずに緊張が解けて、ストレス解消にもなるという。ベテラン競馬ライターが明かす。

「ハマるきっかけとなったのは10年ほど前、飛行機の中で桂文枝の『妻の旅行』という演目を聴いて。日常の中のおもしろみがうまく描かれていて、すぐに虜になってしまったようです。それから文枝のCDやDVDを集め始め、今では30枚ほどあるとか。そればかりか、自分でチケットを取って、寄席に聴きに行ったりも」

 では最後に、「へぇ~」と思ってしまうターフ外でのエピソードを2発。ベテラン競馬ライターが続ける。

「競馬漫画の第一人者、よしだみほ氏は漫画家デビュー前、『天才ユタカの元気が出る競馬』という同人誌を発表。これがデビューのきっかけとなりました。ちなみに先日、この同人誌がネットオークションで9800円の高値で落札されているのを発見しました。それと今年4月22日、人気上昇中のテレビアニメ『ウマ娘プリティーダービー』第5話に本人役で『出演』。『声優』としてレース実況を担当しています」

 このアニメには週刊アサヒ芸能連載でおなじみの細江純子氏も「出演」しており、珍しい形での「共演」となった。

 ターフ内外で競馬界随一の活躍を続ける天才は、さらに伝説を増産していくことだろう。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論