前所属事務所との対立騒動で、一時は芸能活動もままならなかった女優・のん。その後、同事務所との関係は結論を見ることがないまま、声優や音楽活動、CM出演など、少しずつメディア登場を増やしてきた。
そんなのんに、転機が訪れたようだ。10月19日発売の「FRIDAY」によると、10月上旬、のんは支援者の男性とともに対立関係にあった前所属事務所を訪れ、1時間半にわたって話し合いを行い、晴れ晴れしたような様子で出てきたという。
「どうやら、のんサイドが騒動について詫びる形で修復に向けて動き出したようです。また、今後も前所属事務所にマネジメントを委託するのだとか。昨今、芸能事務所のブラックぶりが話題となっていますからね。前所属事務所も歩み寄りを見せてきたのんに、強硬な態度は取らないでしょう。記事では、今回の転機のきっかけは2019年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』にあると報じています。『いだてん』は、脚本の宮藤官九郎をはじめ、のんが主役を務めたNHK朝ドラ『あまちゃん』の制作陣が関わっており、その責任者であるプロデューサーがどうしてものんを出演させたいと熱望したのだとか」(芸能ライター)
まさに「『あまちゃん』の絆」が、のんにもう一度輝くチャンスを与えたようだが、当の前所属事務所は「FRIDAY」発売前日の18日に、のんと面会し、のん側から、「過去についての謝罪」があり、「マネジメントを再度依頼したい旨の要望」があったことは認めたが「何ら解決には至っておりません」などとコメントしている。
まだ、乗り越えるべきハードルがありそうだが、冬の訪れを前に雪解けを迎えた、のんのこれからに期待したい。