想像できる人物像が絶妙に“マッチ”しているだけあって、疑いの目が向けられているようだ。
恋愛リアリティーショー番組「テラスハウス」(フジテレビ系)に出演していた若手イケメン俳優・菅谷哲也が、同番組の出演期間中に女性メンバーに性的な行為を行なっていたという疑惑を、「週刊文春デジタル」編集部が「文春オンライン」で、去る10月26日から配信している。
同記事によれば、その行為の被害者となったのは映画「テラスハウス クロージング・ドア」で共演した、当時グラドルだったA子さんで、菅谷は同作の撮影期間中にA子さんが1人寝ている女子部屋に侵入。そのまま、A子さんのベッドに入り込み、キスを迫ったうえ、キスの後で男女の関係を求めてきたそうだ。これにA子さんは菅谷の頭を抱え、なだめることで何とか最悪の事態は免れたそうだ。
すでに両者の間では示談も成立しており、同誌は示談書の内容を確認したうえで記事化したというが、菅谷は報道について、「全く事実ではない内容であり、私自身、非常に困惑しております」と所属事務所を通じてコメント。所属事務所も「事実無根の内容の記事に対して」「法的手続きの準備をしております」と、事実無根であることを強調している。
被害者とされるA子さん側の代理人も「本人から事情を確認したところ、記事の内容は明らかに事実無根であることを確認いたしました」とコメントを出している。
当事者とされる男女双方が事実無根を主張しているだけに、このスクープを報じた文春サイドはかなり形勢不利のように思える。が、世間の人々からの疑惑の目は依然、菅谷に向けられているようなのだ。
「編集部では被害者であるA子さんに電話取材を行っており、A子さんは示談書の存在を認めたうえで、『示談の時に、口外しないというのを条件で弁護士さんを通してしまったのでお話しできません』という回答をしていたということですから、菅谷側が強気に出られることや、A子さん側が報道を否定するのも不思議なことではないんです。また、A子さんについては2016年に芸能界を引退し、一般人となっている元グラドルとネット上では実名をあげて“特定”されていますが、実際、彼女は引退の際に、《ベッドが怖くて車で寝たりしてた》という意味深な言葉をブログに残しています。さらに《気弱そうで優しそうに映される人が、一番酷い人のことがあるのです》と、自身の芸能界引退の原因となったと思われる人物の特徴についても記載しています。その人物像が菅谷のキャラにマッチしているところも気になるところです」(エンタメ誌ライター)
14年には同番組ディレクターらが「出演者に性的ハラスメントやパワハラを行っていた」と報じられ、「裏事情」がある番組として知られているだけに、文春側の情報を事実と受け取る層も多い。今後、文春側がどういった対応をとるのかにも注目だ。
(田中康)