12月11日のブログで突如、元俳優・成宮寛貴氏から息子がハラスメント行為を受けていたことをほのめかしたプロレスラーのザ・グレート・サスケだが、その怒りは徐々にクールダウンしているようだ。
12月15日発売の「週刊文春」でサスケはブログの真意を語っている。
10数年前、当時10代のサスケの長男は「1億円あげるから寝てくれ」と成宮氏から関係を迫られPTSDを発症したが、サスケは息子の言うことを信じなかった。しかし、セクシャリティについて“カミングアウト”したともとれる成宮氏の引退コメントを読み、「息子の言ったことは本当だったのか」と今になって怒りが爆発してしまったということだ。
これが本当ならサスケが怒るのも無理はないが、14日、報道陣の取材に応じたサスケの発言は非常に不可解なものだった。
「私は怒ってはいません」「こんなことを公表して息子が傷つく? 息子の症状はそのレベルは超えていますから」「成宮さんにはゆっくり静養して元気に復帰してほしい。成宮さんはスターなのだから」と、これではまるで成宮氏の応援隊だ。
「サスケは成宮氏を恨んではいないという。だったらこの告発は何だったのかと。気になったのはPTSDで苦しむ息子さんについて『息子が弱かった。男だったら乗り越えてほしい』と発言したこと。性犯罪の被害者の方を取材した経験で考えると、男とか女とかは関係ない。まずは身近な家族が苦しみを理解してあげてほしいのですが‥‥」(週刊誌記者)
成宮氏の事務所やマネージャーと話し合いを持ちたいことを表明したサスケだが、成宮氏は引退し、事務所を辞めている。サスケは一体、何がしたかったのだろうか。
(笠原和美)