超人気番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のヤラセ疑惑が波紋を広げ続けている。日本テレビは当初、番組側の関与を否定することで早期の幕引きを図った。
「続々と芸人たちがSNSや他番組で擁護するコメントを出していますが、これによってよけいに騒動が広がっている。震源地である“祭り企画”に追加の疑惑が一部で浮上したり、騒動後初の11月8日の放送でまったく触れなかったこと自体が、さらにニュースとして流れてしまった」(テレビ誌ライター)
過去、テレビ番組のヤラセ疑惑は、半ば“定期的”と言ってもいいほど何度も、起きている。「発掘!あるある大事典」や「ほこ×たて」(いずれもフジテレビ系)など、多くの人気番組がそのたびに終了していった。そうしたこともあり、今回の騒動を受けネット上では、他番組のヤラセ疑惑を蒸し返す声も続出しているのだ。
いわく、《「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)はひどすぎる。天草市民だけど、ヒトデなんか食べたことない》《「芸能人格付けチェック」(テレビ朝日系)のGACKT連続無敗はそろそろありえない》《「プレバト!!」(TBS系)で、とみお(梅沢富美男)がヤラセ無い番組は無いとかバラしちゃった》などなどだが、そうした中、6日に放送されたバラエティ番組「ジンギス談!」(HBC北海道放送)に出演した、よゐこの濱口優の発言までもが再注目されている。
「今年3月に終了したバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が“すべてが台本通りだった”と暴露したのです。つまり、加藤浩次の激ギレも、江頭2:50の破天荒ぶりも、すべて事前に決められていたということ。バラエティだからと言われればそれまでですが、一見、完全にトラブル発生と思える瞬間まで“作り”だったと取れる発言に《ガッカリ》の声があふれているんです」(前出・テレビ誌ライター)
時期が時期だけに、しばらく世間の“ヤラセ”に対する敏感な反応は続きそうだ。
(鈴木謙一)