NHK紅白歌合戦の出場歌手11月14日に発表され、いきものがかりの2年ぶりの復帰が明らかになった。ところが、11月12日に3人組バンドの「いきものがかり」の内定情報がスポーツ紙等で報じられたころから、これに“なぜ?”の声が続々と噴出している。
いきものがかりは昨年1月、「放牧宣言」としてファンに惜しまれつつ活動休止したが、11月2日、今度は「集牧宣言」と活動再開を発表。
「当時は突然の活動休止だっただけに、メンバーの不仲説など様々な噂を呼んだ。どうやらそれは憶測に過ぎなかったようですが、わずか1年10カ月での復帰に、ファンの間でも“何だかなあ”といった見方も出ていたほどです。そこへ来ての紅白出場だけに、疑問の声が上がっているんです」(芸能ライター)
実際、ネット上にも〈1年間活動していないのに選ばれるのってどうなの〉〈今年頑張った歌手を選んで欲しい〉といったコメントと同時に、紅白の現状を批判する声も上がっている。
「いきものがかりは、休養寸前の2016年まで9回連続で出場を果たした紅白の常連であることに加えて、若者の人気も安定している。復帰ステージとなればNHKが飛びつくのも当然ですが、かなり以前から両者の間で“紅白の目玉”としてスケジュールを組んでいたはずです。事務所間のパワーバランスによる“枠”は存在するものの、北島三郎や森進一が“卒業”し、和田アキ子や小林幸子を落選させ、徐々に世代交代が進んでいたところだっただけに、《やっぱり紅白の質は落ちた》との意見が出て当然の話です」(夕刊紙記者)
見方を変えれば、いきものがかりも、“大人の事情”の被害者なのかもしれない。