「ファン1万人がガチで投票! プロ野球総選挙」(テレビ朝日系)で、日本ハムからアメリカ大リーグ・エンゼルスに移籍した大谷翔平投手が、投手部門1位に選出された。放送されたのは去る1月8日のことだが、この結果に、ネットなどでは、異論が続出している。
「番組では野球ファン1万人にすごいと思う選手を募り、ランキング形式で発表しました。投手部門の結果は5位が田中将大。4位が金田正一。3位が稲尾和久。そして1位は、2位の野茂英雄を抑えて大谷が選ばれました。ところが、この結果を受けて、ネットでは『確かに大谷はすごい選手だけど、歴代で1位はまだ早いのでは?』『野茂や稲尾より上にいるのは違和感』『実績を反映してほしい』と、疑問や不満の声が相次いだんです」(テレビ誌記者)
しかも大谷は野手部門でも4位、イケメン部門で3位と、全部門で上位にランクイン。確かに大谷はプロ野球史上最速の165キロを記録して大きな話題となったが、「若者から投票が集中した可能性」があるという。
「野球ファンから投票を募ったとはいえ、1万人規模となると限りなく人気投票になってしまう。特に若者には球速記録で大谷の知名度は高く、メジャーへ行く旬な選手なので、投票が集中したのでしょう。しかしメジャーに移籍したとはいえ、まだ大リーグでは実績のないルーキーなんですよ。それだけに歴代選手を知る往年の野球ファンからは結果に不満を持つ人が多かったようです。スタジオで結果を見守っていた野村克也氏も、どこか納得が行かない表情に見えましたね」(スポーツライター)
とはいえ、大谷選手自身は何も悪くないだけに、今回、番組の影響で辛辣な意見が上がるのは気の毒とも言える。大谷には、この結果に逆に気を引き締めてもらって、メジャーでは1位に恥じない活躍を期待したい。