11月11日に放送された阿部寛主演のテレビドラマ「下町ロケット」(TBS系)第5話の視聴率が、12.7%だったことがわかった。同ドラマは、前回から視聴率を下げたという。
「初回で視聴率13.9%を記録した『下町ロケット』は、3話で14.7%まで上昇。その後の4話で13.3%まで下げてしまったものの、今回は第1章『ゴースト編』が完結ということで、一部では高い視聴率が予想されていました。しかしフタを開けてみれば0.6ポイント下げており、視聴者離れが懸念されています」(テレビ誌記者)
同ドラマの視聴者からは「田んぼ、ロケット発射、裁判など、似たようなシーンばかりでさすがに飽きた」「重要な役を、演技が拙い芸人やアナウンサーがやるから違和感があって入り込めない」「前作から脚本家が変わり、物語の求心力がなくなった」など、不満の声が多く飛び交っており、それが視聴率にも反映されてしまったようだ。
その一方、同日に放送された賀来賢人主演のテレビドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)第5話は、視聴率を伸ばし、内容も絶賛されているという。
「5話は前回から0.7ポイント伸ばし、2ケタ目前の9.8%を記録しました。同ドラマは、アドリブやコメディ要素を多く取り入れる福田雄一監督の演出に賛否の声があったのですが、5話では、お笑い色をいつもより押さえたシリアス展開で進行。敵対するヤンキーを演じた中村倫也の演技も話題を集め、視聴者からは『今までの放送で一番面白い!』『コメディとシリアスのバランスが取れていて良かった』『喧嘩シーンが多くて夢中になったし、演者の演技も素晴らしい』と絶賛の声があがりました。一部ドラマファンの間では、このままの勢いで『下町ロケット』の視聴率を抜くのではないかとも囁かれています」(前出・テレビ誌記者)
はたして最終回までに、両作品の視聴率が逆転する番狂わせは訪れるのだろうか。