11月21日、新垣結衣と松田龍平主演ドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)の第7話が放送され、平均視聴率は8.6%。6話で10%と2ケタ台になったが、またも1ケタ台に転落。これまでの平均視聴率も8.8%と、人気俳優を起用したドラマとしては、予想を覆す結果だ。
視聴者からは「いろんなものを詰め込み過ぎて、何を伝えたいのかわからない」「今回こそはスカッとすると思ったが、相変わらずイラつかせるだけ」「ラブかもしれないと謳っているなら、少しはラブを見せてくれ」などモヤモヤやイライラが解消されないようだ。
この日は、同局で放送されている中居正広の「ナカイの窓」に新垣と松田、水田伸生監督、中山光一カメラマン、プロデューサーの大塚英治ら「けもなれ」チームが出演。ドラマの裏話を語り、深海晶(新垣)と根元恒星(松田)が出会ったビールバー「5tap」のセットに中居とゲストMCの陣内智則、近藤春菜が訪れ小芝居をするひと幕もあった。
テレビ誌ライターは「“けもなれ”の視聴率回復に必死なのでは」と感じたという。さらにこう話す。
「『ナカイの窓』で放送中のドラマの番宣は珍しいことです。『ナカイの窓』はふだん、麹町のスタジオ撮りなのに、ドラマを撮影している生田スタジオでの収録となったのは、急きょぶち込んだからなのでしょう。できれば、脚本家の野木亜紀子氏にご登場いただいて、ストーリー展開についてのコメントが欲しかった。それによっては、視聴者を納得させることができたかもしれません」
新垣も松田も楽しいトークを繰り広げ、イメージアップにはなったが、これでドラマの視聴率がアップするかは、甚だ疑問だ。