かつて東方神起のメンバーとして人気を博し、現在はJYJで活動しながらソロ活動を活発化させている韓流スターのジェジュンが、11月29日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演。ソウルの5億円豪邸などを公開した。
2年ごとに引っ越すというジェジュンは、新しい家に合わせて家具を買いそろえるため、それまでの家具は全部捨ててしまうと仰天告白。ネットニュースなどでも報じられていたが、肝心のジェジュンファンにとってはそのニュースに何のありがたみもなかったのだという。テレビ誌のライターが指摘する。
「今回は『芸能人の私物を風水鑑定!涙と怒りも大放出スペシャル!』と題した特別編という触れ込みでしたが、放送を見たファンからは『これって前にも見たよね?』という声が続出。というのもジェジュンの登場シーンは、7月12日に放送されたVTRをそっくりそのまま再放送したものだったからです。しかし番組では一言も“再放送”や“総集編”といった言葉を使わず、まるでジェジュンが自宅を初公開したかのようなノリ。他のゲスト出演者についても過去のVTRを流していただけで、未公開シーンすら盛り込まないという、あまりにお手軽な番組作りになっていました」
それでもジェジュンのファンからは「再放送であってももう一回彼が見られるならいい」という声もあがっていたようだ。しかし今回の日本テレビの制作体制は、他局に比べてお粗末に過ぎるというのである。テレビ誌のライターが続ける。
「ジェジュンのような外国人タレントの場合、自宅を毎回取材するわけにもいかず、既存の素材を使いまわすことは珍しくありません。8月8日放送の『イッテンモノ』(テレビ朝日系)でジェジュンの自宅を紹介した時には、今回の『ダウンタウンDX』で映されていたのとまったく同じ写真を使っていました。ただ『イッテンモノ』のほうではジェジュンが日本国内で撮影したインスタライブの動画を使うなど新規の素材も盛り込むことで、オリジナリティを出していたのです。それに対して日テレでは過去のVTRに何のひねりも加えずそのまま再放送したのですから、いくらコスト削減とは言えあまりにお手軽すぎ。これなら最初から『あの人気シーンを再放送!』と銘打ったほうがまだ、視聴者も納得したことでしょう」
テレビ番組の内容を元に記事を書くメディアは、それが再放送かもしれないということを常に肝に銘じておいたほうが良さそうだ。
(金田麻有)