11月21日放送の「梅沢富美男のズバッと聞きます!」(フジテレビ系)に長渕剛の妻・志穂美悦子が登場した。日本初のアクション女優として一世を風靡した志穂美が結婚引退後30年ぶりにバラエティー番組に出演し、畑違いの分野に転身し大活躍している様子を紹介した。
「志穂美はパフォーマンスしながら花を生けるというフラワーアクティビストとして活動していて、子供が成人後の8年前、趣味としてフラワーアレンジメントを始めたところ、たちまち才能が開花。薬師寺の飾りつけを依頼されたり、『世界フラワー・ガーデンショー』の日本代表に選出されました。今やイベントには引っ張りだこ、ワークショップには生徒が殺到する人気ぶりだそうです。番組では、作品の素材選びをいっさい妥協しないこだわりやパフォーマンスのため日々トレーニングを行っている日常に密着していました」(テレビ誌記者)
それにしても不思議なのが、番組の内容だ。「話題のアノ人に聞きにくいことをズバッと聞く」というのが、番組コンセプト。なのに肝心の志穂美はスタジオに姿を現さない。VTRでの密着映像が延々流れたものの、MCの梅沢冨美男やゲストとのトークはなし。かわりに番組のために製作した作品と梅沢あての直筆の手紙が代読されただけだった。現役の頃を知る視聴者ならまずツッコミたくなる長渕との知られざる結婚生活は、ゲスト出演した湯川れい子が夫婦喧嘩の仲裁を買って出たという話だけに終わった。
「実はこれまで、志穂美はNHKの『あさイチ』や『はなまるマーケット』(TBS系)に『徹子の部屋』(テレビ朝日系)などあちこち顔を出しています。どちらも夫婦仲から女優の娘、ミュージシャン(現在)の息子たちについてしゃべりまくり、家庭円満、仲良し家族を強調してきたんです」(芸能ライター)
今回も長渕を支え、3人の子供を育てあげた良妻賢母というこれまで通りの出演内容になっていたはず。だが、なぜか家族についてはスルー、仕事を前面に押し出してプロフェッショナルな志穂美の姿がアピールされ続けた。いったい何が起きたのだろう。
「志穂美は63歳。子供は独立し、自分の後半生を賭けられる仕事に巡りあえた。結婚の際、『自分の夢を一緒に走ろう』と長渕に頼まれ、専業主婦を続けてきたが、仕事を通して外界と接触、刺激を受けることにより、本当にやりたいこと、自分の進むべき道を確信したのかもしれませんよ」(女性誌記者)
夫婦間の気持ちのズレがよもやの熟年離婚に発展しなければいいのだが。
(塩勢知央)