矢口真里がMCを務めるバラエティ番組「矢口真里の火曜The NIGHT」(AbemaTV)からスピンアウトしたアイドルイベントの「やぐフェス2018~黒と白の交わる場所~」が、12月2日に東京都内で開催された。モーニング娘。時代の“同僚”だった保田圭やDJ KOOらのサプライズゲストを含む全20組が出演し、イベントは大盛況に終わった。
今年が2回目となる同イベントは、番組に出演したアイドルが集まるフェス。出演者の顔ぶれはSKE48や大阪☆春夏秋冬といったメジャー組から、APOKALIPPPSや劇場版ゴキゲン帝国などの尖ったライブアイドルまで幅広く、いろんな層のファンを集めていた。中でも大きな声援を浴びていたのが、総合プロデュースも務めた矢口だというのだ。アイドル誌の編集者が語る。
「この日の矢口は、ハロプロ好きで知られるアーティストの大森靖子が書き下ろした新曲『白いHeLLO gOOdbye』を初披露。来年1月には36歳になるアラフォー間近ながら、ステージでは誰もが注目せずにはいられない絶大な存在感を発揮していました。またトーク面ではDJ KOOや朝日奈央、SKE48の斉藤真木子らと絶妙な掛け合いを見せ、エンターテイナーぶりを発揮していましたね」
この日は会場中からの支持を受けていた矢口。だがふだんの彼女はことあるごとにその発言が炎上し、ネットで叩かれる「嫌われ女王」でもある。みずからの不貞が原因で無期限の芸能活動停止に追い込まれ、復帰後も「にわかマンガ好き」疑惑をはじめ、逆風にさらされるのはいつものこと。しまいにはイチゴ狩りした際に、イチゴに練乳を付けただけで叩かれるほどの嫌われっぷりはみごとなほどだ。そんな矢口がなぜ「やぐフェス」ではこれほど人気者なのだろうか?
「矢口本人に会った人は、礼儀正しく笑顔を絶やさない姿に感動して彼女のファンになるといいます。取材やバラエティー番組では全力で相手の期待に応えようとしますし、それでいて自分だけが良ければいいというタイプではなく、人の面倒を見るのも大好き。それだけに楽屋では出演者たちが矢口を慕って記念写真を撮りたがる。その空気がファンにも伝わるので、会場からも矢口に声援が飛ぶわけです。一方で、男性関係がだらしないのは明らかで、モー娘脱退でも離婚でも、色恋沙汰や不貞が原因です。だからこそ世間からはマユをひそめられるわけですが、逆に言えば、男性関係以外の事件を起こしたことはなく、共演アイドルとしては矢口を嫌う理由がないのです」(前出・アイドル誌編集者)
この「やぐフェス」は〈私が好きな人だけを呼ぶフェス〉とうたっているイベント。その言葉を愚直に守る矢口ゆえ、大メジャーのSKE48と無名のライブアイドルを同じステージに立たせることも可能になるのだろう。そのプロデュース力はファンから高く評価されているようだ。
(金田麻有)