お笑い芸人の有吉弘行が、大手量販店のドン・キホーテで高級腕時計を購入した後輩芸人をあげつらった。 11月25日放送の「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(TOKYO FM)にて有吉は、同じ事務所の後輩で「タイムマシーン3号」の山本浩司がロレックスの腕時計を購入するのに付き合ったと説明。「時計欲しいんです」と言い出した山本に「ついていこうか?」と提案したところ、ドン・キホーテに行くと言われたという。
そこで有吉がメンテナンスなどのことを考えて正規代理店での購入を勧めるも、山本は「ドンキで買います」とキッパリ。一緒に東京・六本木のドン・キホーテに向かい、有吉が「このガチャついた感じのところで大丈夫か?」と思う中、無事にロレックスをゲットしたという。そんな有吉の発言について、週刊誌記者が指摘する。
「有吉の心配は理解できますが、いまやドンキなどの量販店で高級腕時計を購入するのはごく当たり前の光景。並行輸入品とはなりますが品質の心配はなく、無償修理の保証期間が短いといったネガティブ要素はあるものの、ほとんどのメーカーでは正規代理店で修理対応してもらえます。それに最近は地方都市の時計店が次々と廃業しており、手近にロレックスを買えるのがドンキしかないという地域も珍しくありません。今では通販で高級腕時計を買う人も多くなっていますし、正規販売店での購入にこだわる有吉の感覚は、もはや時代遅れと言えるかもしれません」
そんな現実的な指摘の一方で、こうした発言をする有吉に、芸人としても違和感を覚えると指摘するのは、お笑い系のライターだ。こう話す。
「ほとんどの芸人は高級腕時計の正規代理店に何の縁もなく、敷居が高いどころか近寄りがたいとさえ思っているはず。しかし今の有吉はすっかり大物芸能人と化し、アンジャッシュの渡部建と連れ立って高級グルメ店に足を運んだり、14年には家賃70万円の高級マンションに引っ越すなど、すっかりハイソな生活に慣れ切っています。それゆえ『正規代理店のほうが安心』という金持ち目線で考えるのも無理はありませんが、それを後輩芸人にまで押し付けるのはいかがなものか。自分自身が食うや食わずの駆け出しだったころの生活のことは、すっかり忘れてしまったのかもしれません」
ともあれ現在の有吉は、何を買うにも正規代理店を選ぶようになったのかもしれない。
(金田麻有)