山口紗弥加主演ドラマ「ブラックスキャンダル」(日本テレビ系)が12月6日、最終回を迎えた。
物語は、でっち上げの不貞スキャンダルで女優人生を絶たれた紗羅(松本まりか)が、顔も声帯も変えて矢神亜梨沙(山口)を名乗り、自分を陥れた人たちへ復讐を果たすというもの。そしてその不貞スキャンダルそのものが、紗羅の婚約者で所属事務所社長の息子だった勅使河原純矢(安藤政信)が、自身が犯した殺人を隠ぺいするための計略だったのだ。
それを知った亜梨沙は、新人女優発掘の発表会で登壇した純矢の犯罪の映像を流す。だが、その決定的場面の直前でストップし、純矢に謝罪を促す。ところが純矢は、亜梨沙を愛していると告白。亜梨沙は、複雑な表情で純矢に歩み寄りキスを迫る。激しいキスをした瞬間、亜梨沙は純矢の舌を噛み切ったのだった。
その結末は、純矢は一命をとりとめ、亜梨沙はマネージャー業に戻るというもの。ある意味、めでたしめでたしなのだが、視聴者からは「なんで亜梨沙捕まらないの? みんなの前で殺しかけたのに」「いやぁ‥‥わけのわからないドラマだわー」「先週までは良かったのに何でこうなる?」など、不満ばかりが残ったようだ。
「第1話では、悪徳テレビプロデューサーの五色沼仁(袴田吉彦)が、自身の“アパ不貞”をネタにしたセリフで話題になりました。また、純矢の父は自死の前に『我が生涯に一片の悔いあり』と遺すのですが、これが『北斗の拳』のラオウのセリフのパクリではないかとも言われました」(テレビ誌ライター)
いろんなジャンルのネタをパクっただけのドラマだったのかという印象しか残らなかったようで…。