状況が状況だけにファンとしては気が気じゃないだろう。
HKT48の指原莉乃が15日に行われたコンサート「HKT48コンサート~今こそ団結!ガンガン行くぜ8年目!~」で、グループからの卒業を涙ながらに発表した。突然の卒業発表に会場のファンはその事実をなかなか受け入れられずにいたが、指原は4月28日に横浜スタジアムで卒業コンサート、5月28日に福岡マリンメッセで「指原莉乃大感謝祭」を行うことを説明している。
また、同日夜に更新したブログで〈咲良と奈子が2年半韓国に行くタイミングで、これからのHKT48を考えた時に、この壁はきっと私がいてみんなで乗り越えるでは意味がないんだなあと感じました〉と、同グループの人気メンバーである宮脇咲良と矢吹奈子が、今後2年半は日韓合同のアイドルグループ「IZ*ONE(アイズワン)」の活動に専念することが、卒業を考えるきっかけになったことを明かしている。
「指原が参加しなかった今年6月の世界選抜総選挙で3位の宮脇、9位の矢吹と、人気ツートップの2人がしばらくは不在となるわけですから、指原の力でどうにか2人が戻ってくるまで支えてほしいというのがファンの本音です。そんなタイミングで指原もグループを去ってしまうことはやはり致命的ともいえる衝撃です。それでもそんなエース不在の絶望的な状況だからこそ、残されたメンバーたちの地力が問われる時。それに今まで埋もれていた逸材にスポットライトが当たりやすくなるわけですから、グループがこれから先も長く活動していくことを考えた時、指原はこの時期に去るのが一番だと考えたようですね」(アイドル誌ライター)
また、ピンでの活動も多い指原だが、AKB48グループを卒業したOGたちがその後の芸能活動で苦戦しているのをたくさん見てきただけに、現在の自分のメディア出演もAKBグループにいるからこそと実感している部分もあるはず。
そう考えてみると、HKTだけじゃなく、指原にとってもこれからがまさに正念場。おたがいの頑張る姿が双方にいい刺激を与えられる素晴らしい関係であってほしいところだ。
(田中康)