株式会社「ZOZO」代表取締役社長の前澤友作氏が、総額1億円の現金をお年玉としてプレゼントするとぶちあげた。これはZOZOTOWNの新春セールが史上最速で取扱高100億円を突破したことを記念し、前澤氏個人から100名に100万円を「現金でプレゼント」するというもの。前澤氏のツイッターアカウントをフォローしたうえで、当該ツイートをRT(リツイート)することで応募が完了し、そのRT数はすでに従来の世界記録(355万RT)を突破している。
募集は7日で終了。100万円をゲットできるラッキーな当選者には前澤氏からDMが来る予定だが、現金をもらう際には贈与税がかかるはずだ。はたして今回、当選者が支払うべき税金はいくらになるのだろうか?
「基本的にはゼロ。つまり100万円をまるまるもらえる計算となります。贈与に際しては年間110万円が基礎控除されるので、前澤氏から100万円をもらっても『課税所得』は存在しないのです。このケースに該当する場合は届け出や申告は不要なので、何もせずに100万円がまるまる手に入ることになります」(週刊誌記者)
どうやら当選者には、前澤氏から100万円が振り込まれて、それで手続きは終わりとなるようだ。だが、中には贈与税が発生するケースもあるので注意が必要だという。
「複数の人から贈与を受けた場合には、その合計額が贈与税の対象となります。もし2019年中に前澤氏以外から10万円超を贈与されている場合は、合計が基礎控除額の110万円を超えるので、その『超過分』には贈与税がかかるわけです。直系親族以外からによる“一般贈与”では、贈与額が200万円以下の場合は10%が課税されるので、総額200万円をもらった人は『(200万円マイナス110万円)×10%』の計算で、9万円の贈与税が発生します。この申告を怠ると脱税となってしまうので、当選者は今年いっぱい、他人からもらうお金には十分に気を付けたいものです」(前出・週刊誌記者)
なお、通常の生活費や学費は贈与税の対象外となる場合がほとんど。贈与税で頭を悩ませるくらい、誰かからお金をもらってみたいものだ。
(金田麻有)