お笑いコンビ・2700のツネが1月7日、「芸人報道1時間SP」(日本テレビ系)に出演し、芸人としての収入の少なさを嘆いている。
かつて、“右ヒジ左ヒジ、交互に見て~”とのフレーズでテンポの良いリズム芸を披露し、大ブレイクを果たしていた2700だが、“リズム芸ブーム”の終焉と共にテレビへの出演回数が激減し、年間300本という全盛期の多忙さは嘘のように現在では芸人としての収入が「20万円以下」だという。
ツネは、「今14万8000円の家に住んでるんですけど、家族が5人いて(生活が)やっていけない」と嘆き、生活費をまかなうために知人が経営する不動産会社で副業として賃貸物件の仲介業に勤しんでいることを告白。副業での月収は30万円で、芸人としての収入を上回る額を稼いでいることも併せて説明している。
「家族を支えるために副業にも挑戦するツネの必死な姿勢にはネット上からも『5人家族の大黒柱、頑張ってください』『人気が落ちても腐らずに頑張ってる!』『二足のわらじは大変だと思うが頑張ってもらいたい』とのエールが送られましたが、そもそも14万8000円という家賃については『本業の月収に見合ったところに住むべき』『家賃高いな』『収入に対して高過ぎる』という指摘も相次ぎました。芸人の世界では、無名時代や売れ始めの頃に収入額に対してギリギリの額の家賃の部屋に住むことで、さらなる奮起を促し、ブレイクや運気につながるといったある種の“縁起担ぎ”が存在します。過去には平成ノブシコブシの吉村崇も30万円のタワーマンションに引っ越した翌月から、“今月の収入額が家賃額を超えるかがわからない”と苦笑いで告白していましたよ」(テレビ誌ライター)
先輩たちの“危険な縁起担ぎ”をツネが踏襲したのかは定かではないが、おそらくこの高額な家賃も現在の20万円よりも多く稼いでいた全盛期に近い時期に契約した可能性もある。
いずれにせよ、最近、2700と同様、リズム芸「ラララライ体操」でブレイクした藤崎マーケット・トキが、仮想通貨の外部流出で資産をほぼ失い、貯金残高が一時的に6万円になったと明かしたりと、かつての一発屋芸人の生々しい苦労話は、世間の想像を超えるほど“笑えないレベル”なのかもしれない。
(木村慎吾)