坂口健太郎主演「イノセンス 冤罪弁護士」(日本テレビ系)が1月19日にスタートし、初回の平均視聴率は8.3%だった。
物語は、有罪率ほぼ100%の日本の裁判おいて、若き弁護士・黒川拓(坂口)が冤罪を晴らすため、詳細な現場検証のもと逆転裁判に挑むヒューマン・リーガル・エンターテインメント。黒川の先輩であり科学者の秋保恭一郎(藤木直人)による謎解きのカギとなる実証も見どころの1つだ。
ところが、黒川の事務所に入った新人弁護士の和倉楓演(川口春奈)の評判がネット上ではとにかく悪いのだ。〈川口春奈好きだけどこの役嫌だなぁ。強気で短気とかウザすぎる〉〈春奈の役がムカツク〉〈春奈の演技がドラマをぶち壊している〉〈川口春奈いらなくない?〉など、演出に従っているだけなのに、可哀想なほど散々な評価なのだ。
「同じリーガルもので、1月20日に放送された常盤貴子主演の『グッドワイフ』(TBS系)の第2話の平均視聴率は初回から1.5ポイントアップの11.5%。どちらのドラマも、冷静で優秀なパラリーガルの活躍が目を引きます。『イノセンス』では、趣里演じる城崎穂香。『グッド~』では、水原希子演じる円香みちる。どちらもクールでクレバー。ゆえに『イノセンス』では和倉1人が悪目立ちしてしまって、不評だったようですね」(テレビ誌ライター)
主人公に対抗するヒロイン像はよくある手法だが、和倉に対して行った演出は少々やりすぎで視聴者から反感を持たれてしまったようだ。とはいえ、今後の意外な展開に向けての、あえて反感を持たれる演出なのかも。次回以降の川口の演技が注視される。