放送中の木村佳乃主演ドラマ「後妻業」(フジテレビ系)がどうやらドラマ好きの間で話題になっているようだ。
直木賞作家・黒川博行氏による同名小説が原作なのだが、2016年8月には「後妻業の女」というタイトルで大竹しのぶ主演映画として公開されている。そのため、大竹が好演した後妻業を生業とする下品な関西弁のイヤな女・武内小夜子を木村が演じられるのか、スタート前は疑問視する声が起きていた。ところがフタを開けてみると、お嬢様育ちの木村自身が持っている奔放性が高齢男性を手玉に取る魔性として映り、「かわいい悪女」として健闘していると評判なのだ。
「しかも、これまで薄幸で内向的な女性を演じることが多かった木村多江が、気が強く好戦的で素直な朋美を演じていて、これがまた“大人カワイイ”と注目されているんです。濃いメイクにコテコテの関西弁を使い“女に嫌われる女”を演じている佳乃と、喜怒哀楽を顔に出し、気は強いけれど好きな男にはちょっと弱気な“女ウケする女”を演じている多江は、かつてトレンディドラマ全盛時代の浅野ゆう子と浅野温子が『W浅野』と呼ばれたように、『W木村』と呼ばれ人気を呼ぶ気配を感じます」(女性誌記者)
憎めない悪女を演じる佳乃と男勝りで素直な女を演じる多江は、はたして「W木村」としてブームとなるか。