YouTuberの“カジサック”として活動する、お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太が集中砲火を浴びている。
2月2日のホリエモン万博では評論家の宇野常寛氏をイジメ同然にイジりまくり、宇野氏から「お前には軽蔑しか感じない」と吐き捨てられた。そして4日には後輩芸人・ヤスタケのスニーカーコレクションを粗末に扱い、これまたイジメ同然の笑いだと炎上したばかりだ。さらには1月18日に、サンシャイン池崎が両親にプレゼントした家を“公衆トイレ”呼ばわりしていた件も蒸し返され、もはや梶原と「イジメ」という単語はセットになりつつある。そんな梶原が日々送り出しているYouTube動画について、こんな批判が今、浮上しているという。
「これまで130本以上の動画を公開している梶原ですが、その内容が昨年3月まで放送されていた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の焼き直しだと指摘されているんです。彼の動画には芸人仲間との対談が多いのですが、他人の力を借りてコンテンツを作るという手法は、めちゃイケで岡村隆史がEXILEやSMAPらとコラボしていた『岡村オファーがきましたシリーズ』を彷彿させます。ただ、岡村のほうは難しいダンスをマスターしたり、マラソンやボクシングに挑戦するなど身を削っていましたが、梶原のほうは何の努力もなくお手軽にコラボ動画を作っており、岡村と比べるのは何とも失礼な話かもしれません。他にも、梶原の妻が『嫁サック』として登場する『嫁にサプライズパーティー』は、『めちゃイケ』での加藤浩次の自宅でパーティーする企画を思い起こさせますし、梶原が家事にトライする『丸1日ママになってみました』からは大掃除企画『処分していいとも!』のテイストを感じます。他の動画もほとんどが、バラエティ番組のコーナーを再現しているようなもので、YouTuberとしてのオリジナリティに欠けることは明らかです」(芸能記者)
そんな“パクリまがい”の動画を上げ続けるカジサックだが、どうしても「めちゃイケ」のテイストを再現できていない分野もあるという。芸能記者が続ける。
「普段の芸風からしてそうですが、梶原は安全なところから相手を挑発するのがやり口で、それが“イジメ”まがいだと指摘されています。それに対して『めちゃイケ』では、出演者自身も痛い目に遭うという体の張り具合を見せていました。16年9月放送の20周年SPでは、梶原がドランクドラゴン・鈴木拓の父親が経営する居酒屋を巡り、『ここのお父さんがクズなんですよ』と暴言。すると激高した鈴木は『おめえの親もクズだろうがよ!何かいろいろ事件あったじゃねえか!』と返す場面がありました。梶原は12年5月に母親の生活保護不正受給疑惑で謝罪会見を行っており、その“黒歴史”を蒸し返されたことで、二人は取っ組み合いのケンカになりました。そんな修羅場をYouTubeでも再現すれば世間の評価も変わるかもしれませんが、カジサックは『めちゃイケ』で言えばプロデューサーと放送作家、そしてナインティナインの役割を兼ねているようなもの。自分をダシにした動画など期待できそうにもありません」
どうやらカジサックのYouTubeチャンネルでは今後も、『劣化版のめちゃイケ』を見せ続けられることになりそうだ。
(金田麻有)