俳優の新井浩文容疑者が女性セラピストへの性的暴行で逮捕された事件で、犯行の現場となった「出張マッサージ」。新井容疑者が利用したのは性的サービスを行わないまったく健全なタイプの店だったが、紙製のアンダーウエアを身に着けて、全身にオイルエステの施術を受けるというマッサージだった。
そのオイルエステを使ったマッサージ店では女性も通っている、「店舗型」の健全店も数多いが、当の顧客側には新井容疑者さながらに、特別なサービスを求める者が少なくないという。そんなオイルエステ店の実態について、実際にセラピストとして勤務した経験をもつグラビアタレントが赤裸々に語る。
「私が勤務していた店舗は料金が60分1万5000円の高級店。セラピストは私も含めて全員が、専門学校で資格を取得した人ばかりです。男性のお客さんには40代くらいのオジサマが多く、会社帰りにスーツ姿で来店しては『肩を重点的にほぐしてほしい』という方が多かったですね。でも実際の施術に入ると、特別サービスを望む方ばかりでした」
施術中の顧客は紙製ウェアのみを身に着け、全身にオイルマッサージを施される。下半身の施術では最初うつ伏せになり、両脚を念入りにマッサージ。そこから仰向けになってもらうのだが、そこでひと悶着あるというのだ。
「大事なところが大きくなっている男性は多いのですが、それは血行が良くなった証拠。恥ずかしそうにしている方もいますし、こちらも慣れているのですぐにタオルをかけて隠します。でもなかにはワザとハミ出させてこちらの反応を見ている男性も。そういう人はたいてい『ココもやってくれよ』『いくらで抜いてくれるの?』などと訊いてきます。どれくらいの割合かって? 2人に1人は言ってきますね。だからこっちも慣れっこで、『店長に電話しますね~』っていうとすぐに黙っちゃってました」(前出・グラビアタレント)
店舗型の健全店でさえ、顧客の半分が特別サービスを求めているとなると、出張型マッサージではほぼ全員が「あわよくば」を求めている可能性さえありそうな気がしてくる。自宅でのマッサージは有名人の顧客も増えているというから、第二、第三の事件が発生しないことを祈るばかりだ。
(金田麻有)