スポーツ

ここからが勝負!?オジュウチョウサン、オーナーが“二刀流”を選択した理由

 昨年の有馬記念に参戦して話題となったオジュウチョウサンが、障害と平場の“二刀流”で行くことが明らかになった。

 今年、最初の走りは3月9日の阪神スプリングジャンプ(J・GII)の予定で、その後は4月13日(土)の中山グランドジャンプ(J・GI)か、4月28日の天皇賞・春(GI)に向かう。騎手はどちらの場合も石神深一だという。

 このことについて、ある競馬記者はこう語る。

「オーナーの長山尚義氏が、有馬記念の武豊の騎乗ぶりを『もう少し積極的に乗ってほしかった』と言った段階で、次は他の騎手でいくと思っていました。そもそもオジュウチョウサンの場合、調教をつけているのは石神騎手なので、彼を乗せるのは妥当なところでしょう。ただ、オーナーは昨秋の南部特別(1000万円下)を勝った時、『もう障害を走ることはないでしょう』と語っていましたから、ちょっと首をひねりたくなる。やはり賞金がほしいということです」

 長山氏は、馬主運の強いオーナーとして知られる。初めて持った馬はサッカーボーイ(阪神3歳S、マイルCSなどで勝利)で、この時は一口馬主としての所有だった。それ以降も、一口馬主として三冠馬オルフェーヴル、牝馬三冠馬ジェンティルドンナなどを所有している。

「しかし、個人馬主として走ったのは、オジュウチョウサンが出る前は2007年の毎日王冠を勝ったチョウサン(獲得賞金1億6059万円)ぐらい。所有馬の半分以上は未勝利で大赤字でした。オジュウチョウサンも平場では未勝利でしたが、障害転向が功を奏して5億5000万円を超える賞金を獲得し、ようやくチャラになったと聞いています。長山氏としては、ここから確実にプラスにしていくための再度の障害なのでしょう」(競馬専門誌編集者)

 いずれにせよ、ケガなく“二刀流”を極めてほしいものだ。

(競馬ライター・兜志郎)

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