2月25日深夜に第6話が放送される深夜ドラマ「節約ロック」(日本テレビ系)でKAT‐TUNの上田竜也が演じる主人公・松本タカオとの同棲生活を解消して出て行った大黒マキコを演じている藤井美菜。名前を聞いてもピンと来ない人には「大泉洋と共演したヤクルトのCMでヤクルトレディの妻役を演じていた女優」と説明すればおわかりだろう。
その藤井は04年に日本でテレビ放送されていた韓流ドラマ「冬のソナタ」を字幕なしで視聴したいという気持ちから、慶應大学文学部在学中に第二外国語として韓国語を選択し、12年からは本格的に韓国でも活動スタート。日本で言えば「テラスハウス」(フジテレビ系)のようなリアリティバラエティ番組「私たち結婚しました 世界版」で、“仮想夫婦”として共演したイ・ホンギが韓国で大人気の歌手であり俳優でもあることも手伝って、2015年には韓国版ヤフーリアルタイム検索といえるサイトでみごと1位を獲得したこともある。その結果、韓国で「恐ろしくきれい」とも評される大人気の女優となったのだ。
「藤井はドラマ『世にも奇妙な物語』(フジ系)シリーズ、『レンタル救世主』(日本テレビ系)、『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)などに出演する、いわゆる“ジャニーズ共演OK女優”の1人で、演技がしっかりできる美人女優として日本でも業界内では有名なんです。今作でも“浪費こそロックな生き方”と言いながら散財ばかりするタカオにシビレを切らして出ていく恋人役のマキコを、藤井はコミカルに好演中です。日本でも、もっと評価されるべき女優でしょう」(映画誌ライター)
3月4日からは「100分de名著」(NHK Eテレ)で放送される「夏目漱石特集」で朗読を担当する藤井。結い上げた和装髪とモダンな着物姿の美しさは必見だ。