4月スタートのTBS日曜劇場は、福山雅治主演の「ラストマン─全盲の捜査官─」。公式HPによると、「全盲の人たらしFBI捜査官と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく新時代の痛快バディドラマ」だという。
全盲のFBI捜査官役の福山とバディを組む警察庁の刑事役は、プライベートでも仲がいい大泉洋が演じる。大泉の天敵ともいえる存在の女性警部補役には、日曜劇場で初のレギュラー出演する吉田羊。
「吉田の警部補役は、当て書きだったそうです。彼女の刑事役といえば、主演ドラマ『コールドケース~真実の扉』(WOWOW)の女性刑事役が、はまり役でしたから、今回もドラマのキーマンになりそうです」(テレビ誌ライター)
吉田と大泉は、“羊洋コンビ”と評されるほど、ドラマでの共演が多い。10年に放送されたTBS開局60周年記念ドラマ「99年の愛JAPANESE AMERICANS」で共演したのをキッカケに、16年のNHK大河ドラマ「真田丸」では夫婦役を演じている。
「20年にWOWOWで放送された連続ドラマ『2020年 五月の恋』では離婚した夫婦を演じていますが、この企画は吉田が発案、みずから大泉にラブコールを送って実現した作品です。仕事の延長で、酒好きな2人は時間が合えば朝まで飲むこともあるそうで、現在撮影中のドラマでも、福山を交えて飲む機会が多くなったといいます」(テレビ局関係者)
酒席での戯言というわけでもないだろうが、羊洋コンビを交えた強力な“番宣”が検討されているという。
「21年に終了した『ぴったんこカン・カン』の一夜限りの復活です」
と話すのは芸能関係者。
同番組は安住紳一郎アナが朝の番組のMCを務めることが決定し、コロナ禍で飲食店の取材ができない事情も重なって終了した。
「日曜劇場はTBSの看板枠ですからね。1月期の『Get Ready!』も妻夫木聡や藤原竜也が出演したのに平均視聴率は1ケタ台。4月は福山、7月には堺雅人も控えていますから、巻き返すためには何でもやる、と意気込んでいます」(前出・芸能関係者)
そこで浮上したのが、番組のコーナー企画「吉田羊の酒場放浪記」や「シェフ大泉」の復活だとか。
「予算よりも肝心のスケジュールの調整に苦心しているそうです。結局、安住アナの予定やドラマの撮影以外でロケの時間が調整できるのか、スタッフにどのぐらい負担がかかるのか‥‥ただ、福山さん、“羊洋”さんは、番宣のためならなんでもやる、とノリノリなんです」(テレビ関係者)