2月21日放送の「VS嵐」(フジテレビ系)で、嵐の松本潤がリーダーの大野智を面と向かって“ディスる”場面があった。
この日の対戦相手は、映画「翔んで埼玉」チーム。あこがれの東京にコンプレックスを抱く埼玉県民を描いた同映画のストーリーにちなんで、嵐メンバーが「コンプレックス」を明かす場面があった。櫻井翔は「まっすぐな曲がらない親指」、相葉雅紀は「変な声」、二宮和也は「やる気のなさそうな眠そうな顔」、リーダーの大野智は「筋肉質の足」をあげた。
「ダンスが好きでジャニーズに入り、ダンスを続けたくて嵐加入を承諾した大野は、人一倍練習熱心なだけにおのずと脂肪のない筋肉質の足ができ上がったんです。なのにそれが、コンプレックスだったとは驚きでしたね。そんな大野はしかし、松本潤に『リーダーの足が好きだ』と言われたことがきっかけで自分の足が好きになったんだそうです。お世辞とは無縁で、ストレートな物言いの松本に言われたことで、自分の足を見つめ直すことが出来たようですね」(芸能ライター)
だが、この大野の「コンプレックス克服」告白の前に発言した松本は、自身のコンプレックスについては明かさぬまま、こう言ってのけたのだ。
「いいなーと思うのは、うちのリーダーがあんまりしゃべんなくても怒らんない(怒られない)ことかな。しかもオレらがみんなで話してて、最終的にちょこっと何かを言って全体が終わることとか、けっこう多いから」
最後に一番おいしいところだけ持っていく大野をねたんでいるようにも聞こえる。口ベタにもかかわらず、周囲がその役回りを認めていることや、自分が持ち合わせていない大野のキャラをうらやましがるあまり、言わずもがなの一言を発したようだ。
「あわてて相葉雅紀が『何か話がまとまった後に、じゃ最後にリーダー、もう一言っていうこと多くない?それってオレ、大変そうだなと思う』とフォローに回り、大野が『マジで大変』と言って爆笑させたからいいようなものの、普通に言われたら、カチンとくる一言だった」(ジャニーズウオッチャー)
大野と松本の年齢差は3歳。グループの最年長(38歳)と最年少(35歳)。若い頃はとにかくやんちゃだった松本を持て余したことも多々あったそうだ。が、今では、ディスられた後に、当人を褒めていたとも言えそうで、そんな「神対応」はオトナな大野でなければできない芸当だったろう。
(塩勢知央)