第42回日本アカデミー賞にて8部門受賞を果たした話題の映画「カメラを止めるな!」が3月8日、「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)でテレビ初放送された。わずか300万円で制作された映画が30億円もの興行収入を記録し、200万人以上が映画館に足を運んだとあって、お茶の間の注目度も高かったようだ。
その「カメラを止めるな!」には芸能界で実績のあるキャストはほとんど参加していないのだが、今回のテレビ初放送にはなぜか、アイドルグループ「欅坂46」のファンがビビッドに反応しているという。アイドル誌のライターが語る。
「実は欅坂46の6thシングル『ガラスを割れ!』のカップリング曲である『もう森へ帰ろうか?』のMVが、『カメラを止めるな!』と同じ場所で撮影されているのです。しかも両作品は公開時期も重なっており、欅坂46ファンの間ではロケ地が重なっていることは広く知られています。ただ『カメラを止めるな!』を未見のファンも多かったため、『実はこんな建物だったのか!』『思っていたのとは違う』といった感想が続出。新鮮な驚きとともにちょっとした“カメ止め祭り”になっています」
何ともユニークな偶然だが、これは前述のようにファンには知られた話で、予想内の反応だったとも言える。その一方で同映画のテレビ放送を観た欅坂46ファンからは、別の点に驚く声もあがっていたというのだ。
「『カメ止め』の特徴であるノーカット一発撮りを目の当たりにした欅坂46ファンからは、『これって「黒い羊」じゃん!』という声も出ているのです。2月27日にリリースされた8thシングルのMVでは、センターの平手友梨奈を中心としたコンテンポラリーダンスの群舞が見どころ。そしてこのMVではまさに『カメラを止めるな!』と同じ、ノーカットの手法が採用されています。実際には巧みなカメラワークで場面をつないでいるものの、パッと見はまさに一発撮り。そのため一部のファンからは『これは同じロケ地を使った「カメ止め」に対するリスペクトでは!?』との感想も伝わっているようです」(前出・アイドル誌ライター)
欅坂46ファンに限らず「カメラを止めるな!」と欅坂46のMVを見比べてみると、いろんな発見を楽しめそうだ。
(金田麻有)