3月13日放送の「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系)の最終話・第10話の平均視聴率は12.6%。10話すべてを通して10%を超えており、今期のドラマ陣の中では最も数字を稼いだドラマのひとつとなった。
最終話は、舘ひろしが、北川景子扮する主人公・三軒屋万智が勤める「テーコー不動産」の社長役として出演することで話題になっていた。視聴者からは〈相変わらずダンディな舘さん〉〈舘ひろしさんのソファに座ったポジションがあのルーペかと思った〉といった意味合いの声がネット上では見られた。
さらに、全話通じて主役の北川を始め役者陣の息の合った掛け合いが好まれていたようだが、同性好きの家探しの難しさや、少子高齢化の問題、働き方改革などなど、脚本家・大石静氏が現代における社会問題や人にはなかなか話せない家探しでの裏の部分をうまくあぶり出し、かつコミカルに演出する展開に対しても反響が大きかった。
「視聴者も指摘していますが、『家売るオンナ』前作に比べて『逆襲』では北川の様々な表情がみられたことが高視聴率につながったようです。また、同じ時期に放送されていた同じ日テレの『3年A組』のヒットにもみられるように、プロデューサーや脚本家が自由にのびのびとドラマを作っている感じが視聴者にも伝わっているようで、スタッフ陣へ称賛の声も多いですね」(芸能記者)
物語の終盤では、三軒屋が、テーコー不動産の社長に就任し夫の屋代(仲村トオル)も部長へ昇進。さらにプライベートでは「(妻が)妊娠した」、というエピソードを屋代が嬉しそうに話すシーンもあった。
「このあたりのほのぼのしたラストも、視聴者からは、《三軒屋チルドレンでシーズン3いけるよな》《お母さんサンチーも観たいのでSPと続編希望!》といった声や、女優・北川のプライベートと重ねるように、《近々リアル北川チルドレンの発表とかあるんじゃ…》《うちの母が北川さん本当に妊娠してるんじゃない?と言ってる。前より顔が優しくなったし少しお尻が大きくなったような、、って。どうなんだろー》なんて声もありましたね」(前出・芸能記者)
さらなるシリーズ化への雰囲気づくりも万全のうちに最終回を終えた「家売るオンナの逆襲」。“伝説の不動産屋”の平成最後の大暴れは、来る新元号の時代でも復活する可能性大のようだ。
(島花鈴)