相葉雅紀のラジオ番組「嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス」(文化放送)を聞いていた嵐ファンは思わず歓声をあげただろう。それは、3月22日放送回のこと。相葉は「20年かけて嵐コンプリートした」とリスナーに報告した。
「先日、相葉と同じく嵐の松本潤と、風間俊介、関ジャニ∞の村上信五が同席するサプライズパーティーが開かれたんですが、パーティーの場所が近かったことから、飲み足りない松本ら3人が相葉の自宅になだれ込んだそうです。相葉は自宅での晩酌を欠かさないだけに、酒もお菓子も乾きもののつまみも完備されており、おもてなしには抜かりなし。相葉は『めちゃくちゃ楽しかった』と大はしゃぎするほどの時間を過ごしたとそうですよ」(芸能ライター)
ジャニーズウオッチャーが、あとを引き取って説明する。
「相葉が喜んでいるのは、自宅に招いた仲間と楽しいひとときを過ごせたこともありますが、これまで相葉の自宅未訪問だった松本がついに来てくれたことにあるんです。『コンプリートした』という発言からもわかるように、メンバーが全員自宅に来てくれることが、長年の悲願だったとか。というのも、相葉はジャニーズJr.時代、先輩の滝沢秀明の実家に入り浸っては毎晩のように焼肉をごちそうになり、実家には二宮和也を招待したりと、招き招かれの日々を送っていたんですが、嵐結成後、売れっ子になって一人暮らしを始めると一変。仕事現場で話せばコト足りるとして、メンバーの電話番号はおろか住所も秘密だったんです。ましてや自宅訪問などとんでもなかった」
志村けんにならって盆暮れの届け物、年賀状など季節の挨拶を欠かさない相葉は、そんな他人行儀なメンバーにイラッとしたこともあったという。お中元やお歳暮を事務所宛てに送るよう言われてもいたという。
「ところが、15年末にLINEのグループメールができ、おたがいの誕生日にお祝いメールを送ったり、写メを送ったりが始まったんです。これで、“ビジネス仲良し疑惑”まで囁かれた状況が、ウソのように変わった。極めつきは17年6月、大野がメンバーを集めて嵐やめたい宣言をした時です。5人の関係は激変して、以降、連絡を密にとり、思いのたけをぶちまけあうようになったんです。人目を避けるため、メンバーが相葉の自宅に出向いて、話し合ったこともあるそうですよ。グループ存亡の危機となれば、ガッチリ結束するらしい。活動休止会見の際、相葉が『グループ史上一番仲のいい時期』と言って胸を張ったのは、ウソじゃないんです」(前出・ジャニーズウォッチャー)
そんな相葉は、日々の仕事を全力投球すれば、おのずと結果がついてくるというコツコツタイプで、そのための努力は惜しまない。朝はからきし弱く、2度寝しては寝坊する常習犯だったのが、今は夜の12時前には就寝、早朝6時に起きてトレーニングを始める規則正しい生活を続けている。それにしても相葉にとっては、とりわけ「長い長い20年」だったかもしれない。
(塩勢知央)