若き女性アーティストの勝海麻衣がにわかに注目度を高めている。今年1~2月には東京・銀座で初個展「饗宴」を開催し、現在は東京藝大の大学院に通う彼女が今、盗作疑惑に見舞われているのだ。
銭湯絵師見習いとしても活動している勝海は、3月24日に行われた炭酸飲料のイベントで、ライブペインティングを披露。その際に描いた二頭の虎の絵が、氷室京介のアルバムデザインなども手掛けたイラストレーター・猫将軍氏の作品を模倣した“盗作”だとして、世間からバッシングを浴びる事態となった。
さらにはインスタグラムに掲載していた大型犬の絵が、オーストラリアの写真家が撮影した写真をトレースしたものとして当の写真家から削除を求められたほか、銭湯絵師の活動についても銭湯アイドルの女性からクレームが付けられるなど、すっかり炎上状態になっているのである。
「つい先日まで一般的にはほぼ無名で、ウィキペディアにも記事のない勝海ですが、盗作疑惑により悪目立ちしてしまいました。2週間前まで彼女の名前も知らなかったネット民が今では、ツイッターのメンションで彼女に『恥ずかしくないのか?』などと罵詈雑言を送りつけている始末。普通なら学生アーティストがこんなに責められることもないのですが、勝海はモデルとしても活動する美貌の持ち主とあって、格好の炎上ネタになっているようです」(芸能記者)
そのためツイッターで「勝海麻衣」を検索すると、彼女の悪口ばかりがヒットする有様となっている。ところがその炎上騒ぎが彼女にとって、必ずしもマイナスばかりではないというのである。芸能記者が続ける。
「今回の炎上騒ぎを知って『どれどれ、どんなヤツだ?』と彼女のツイッターを訪れたネット民の中には、『まさかこんな美人とは!』と驚き、隠れファンになるケースが少なくないようです。その勝海は2月25日から放送されている『BeatsXイヤフォン』のテレビCMにも銭湯絵師見習いの姿で出演しており、『あの美人は誰だ!?』と話題になっていました。それが今回の炎上騒ぎで彼女のビジュアルがネット上に広まり、あの子だったのかと答え合わせになったことで、ツイッターではむしろフォロワーを増やしているのです。盗作騒動の先行きはまだ不明ですが、彼女のマルチな才能を応援する人も少なくなく、いずれは“若き日の過ち”として終息するのではないでしょうか」
その勝海はロックバンドのBenthamが2月27日にリリースした2ndアルバム「MYNE」のジャケットにてモデルとして起用。リードトラック「cymbidium」のMVにも出演しているので、その美貌を確認してみる人も増えそうだ。
(金田麻有)