そのシーンに日本スケート連盟はさぞや肝を冷やしたに違いない。4月8日に放送された「しゃべくり007」(日本テレビ系)にて、未来の五輪メダリストを嘱望される有望選手を潰しかねない大アクシデントが映し出されたという。
この日は女子フィギュアスケート選手の本田望結と本田紗来が姉妹で出演。7年ぶりの出演となった望結が大人っぽくなった装いでMC上田晋也らの出演者を驚かせる一方で、初出演の紗来は小6らしい子供っぽさと、姉とはまた違ったバタくさいルックスでその可愛らしさを印象付けていた。
その紗来は2月にオランダで開催された国際競技会の「インターナショナルチャレンジカップ」にて、アドバンスドノービス(10~15歳)の部で国際大会初優勝を達成。練習ではすでに4回転ジャンプにも挑戦しており、姉の望結が「私が小学生だった時よりスゴイ」と認めるなど、実力面でも“子役兼業”の域を超えている。そんな紗来が放送内で、大ケガをしかねないアクシデントに遭っていたのである。
「番組では、フィギュアスケート選手は三半規管が自然に鍛えられているとの説を検証するため、紗来と徳井がぐるぐるバット対決に挑戦。バットを軸に10回転する時点ですでに、徳井がフラフラになっているのは明らかでした。そして二人はどちらが先に自分の席に戻れるかを競ったのですが、何の影響もなく席に駆け寄ろうとした紗来を見て焦ったのか、徳井はバランスが取れないままに突進。紗来に横からショルダータックルをぶちかます形になったのです」(テレビ誌のライター)
紗来は身長178センチの徳井に吹き飛ばされるも、望結の横に座っていた名倉潤がガッチリと受け止め、コトなきを得た。未来のメダリスト候補がバラエティ番組の企画でケガをするという最悪の場面をギリギリで回避できたのである。だが、この状況でさらにとんでもないシーンが映し出されたというのだ。
「徳井は腰砕けになりつつも紗来の体を支えようとしていました。ところがぐるぐるバットの影響で体が右に右にと傾いてしまうため、紗来のヒップを両手で抱えながら右のホオを押し当てるという、最悪の姿勢になったのです。状況が状況なので大っぴらに非難する出演者はいなかったものの、あの体勢だけを見たら完全にハラスメント。しかも相手は小学生ですから“少女性愛+ハラスメント”ととられかねない最悪のコンボになっており、この場面をスケート連盟関係者が見ていたら徳井の大会出禁は確実でしょう」(前出・テレビ誌ライター)
もし、このシーンが紗来ではなく中3の望結であったら、確実にハラスメント映像としてアウトだったはず。徳井は対戦相手が紗来だったことに感謝するべきかもしれない。
(金田麻有)