4月20日に放送された日本テレビ系「しゃべくり007 2時間スペシャル」での「非情の編集」が話題になっている。
新型コロナウイルスの影響による収録中止を受け、過去に志村けんやYOSHIKIらが出演した名場面集を放送した同番組。その中で今年2月に芸能活動を再開したチュートリアル・徳井義実の出演シーンが編集でカットされていたのだ。この日の同番組についてテレビ関係者が語る。
「全体を映すシーンで多少映り込むことはあっても基本的に全カットでした。音声も徳井の声を徹底してカットしていて、番組サイドによる強い意志を感じましたね」
徳井の全カットを巡り、ネット上では放送中から反響が続々。徳井のファンからは「このまま『しゃべくり』に復帰できないのでは」との悲痛な声も相次いだのだが─。
「徳井はいずれ『しゃべくり』で復帰する予定だと聞いています。そこまで悲観的にならなくてもいいと思いますよ」と、このテレビ関係者は言う。どういうことか。続けてもらおう。
「逆に今回、徳井がそのまま出ている過去映像を放送していた場合、間違いなく『コロナのドサクサにまぎれて復帰した』と徳井も番組も、ともに世間から批判を浴びるでしょう。そうしたことを踏まえて『復帰させるならふだん通りの放送』と事前に決めていたことは想像に難くない。今回のカットは『復帰に支障ナシ』という判断があったからこそ、と、みなしていいと思います」(前出・テレビ関係者)
ファンは安心していいのかもしれない。
(山倉卓)