男女6人組グループの「AAA」が、栄えある巨大イベントから弾き出されることになりそうだ。リーダーの浦田直也容疑者が巻き起こした暴行事件が原因となって、来年に迫った東京五輪から完全排除される事態に直面しているという。
その浦田容疑者は4月19日、泥酔状態で見知らぬ女性に平手打ちなどの暴行を働いたとして逮捕。21日には釈放されたものの、AAAが公式応援ソングを手掛けていた全日本空手道連盟では、同グループとの契約を解除する方針だと一部メディアが伝えている。
「東京五輪では空手が史上初めて五輪種目に採用されるとあって、全日本空手道連盟はあらゆる不祥事に敏感になっており、AAAとの契約を解除するのも当然でしょう。同連盟では15年末からAAAの『Yell』を全国の大会で選手入場時の音楽として使用しており、時には会場内でPVを放映するほどの蜜月状態にありましたが、今回の契約解除により“AAA”が禁句になることは確実。しかも格闘技の空手で暴力沙汰は最も忌み嫌われるトラブルですから、たとえ浦田容疑者の事件が解決を迎えても、AAAが空手とコラボすることは二度とありえないでしょう」(スポーツライター)
そして浦田容疑者の暴行事件がAAAに与える影響は、空手界からの「絶縁」に留まらないというのだ。
「女性への暴行という刑事事件を起こした以上、もはや空手だけではなくあらゆるスポーツ団体が、AAAと絡むことを拒否するのは確実。おそらくは東京五輪の実行委員会も浦田容疑者の行為を問題視し、いかなる形でも東京五輪に関わることは拒絶されるに違いありません。さらには競泳の入江陵介や大橋悠依など、AAA好きを公言している選手も今後、公の場でAAAについて言及することはなくなるのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)
AAAのファンだったスポーツ選手の気持ちにまでヒビを入れてしまった浦田容疑者。その「罪」は決して軽くはないようだ。
(金田麻有)