一方の巨人──。原辰徳監督(53)も、渡辺恒雄球団会長(85)と桃井恒和オーナー兼球団社長(64)がそろって続投を明言したが、「評判は悪くなる一方ですよ」
と表情を曇らせるのは、スポーツ紙デスクである。
「昨オフにフロント入りした伊原春樹前ヘッドコーチ(62)のように、目を光らせるコーチがいない。皆、年下のイエスマンばかりなんですよ。だからサインを出したり作戦を立てたりするのも監督がメインですが、思いつき、ひらめきのような采配に、選手たちがついていけないようで‥‥」
開幕投手の東野峻(25)が連敗を重ねるや、ストッパーに転向させたものの、アッという間に先発に戻すという不可思議な起用は、顕著な例である。
「将来の主軸を期待されている坂本勇人(22)を突然、不慣れな2番で使ったかと思えば、すぐ1番に戻したりも。そういえば、坂本をで、1打席目にいきなりバントをさせたんです。クリーンアップとして育てるための5番かと思っていたら、緊迫した接戦の終盤でもないのに、ですよ。選手たちも『何なんだ、アレは』とアゼンとしていました。当初は抑え投手に抜擢したアルバラデホ(28)が、失格の烙印を押されてからも大事な場面で使っていることにも、『またしょうもないアルバラデホかよ!』と、野手陣から不満の声が上がっています」(巨人担当記者)
先の直接対決3連戦(9月23日~25日)の初戦に中継ぎ登板したアルバラデホは、新井とマートン(29)に打たれて2失点、1アウトを取っただけで降板。結果的にこれが、敗色濃厚だった阪神とドローに終わる大きな要因になった。
投手陣の要であるエース・内海哲也(29)などは、昨年、なかなか勝てない状況に「ニセ侍」と罵倒されたことを、今も忘れていないという。球団関係者が声を潜めて言う。
「内海は、東野や山口鉄也(27)、澤村拓一(23)など、若い投手陣の相談役となり、食事にも連れて行っているリーダー的存在です。その内海がアンチ原監督となれば、必然的に若手投手陣が『同盟』を形成して‥‥」
敵は足元にあり、である。
とはいえ、原監督にも気の毒な面はある。フロントが獲ってくる外国人がことごとくダメなのだ。打率1割台に沈み、チャンスでもまったく打てなかったフィールズ(28)が、9月18日の中日戦で、71打席目にしてようやく初本塁打と初打点を記録。原監督は、
「ジャイアンツファンの中でも、私がいちばん喜んでいるんじゃないかな」
と興奮したのだが‥‥。
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