7月17日に行なわれる「石原裕次郎三十三回忌」を目前にして、名門の石原プロモーションが揺れている。“大番頭”の渡哲也(77)の健康状態が危惧される中で騒動は起きた。
「『石原軍団はもう解散する』と書かれていたのですが、事務所の今後については話し合いを続けている段階で、解散はまだ決定事項ではないんです」
石原プロモーションの関係者がこう憤りをぶつけるのは、4月16日に発売された「女性自身」の記事だった。所属事務所で相談取締役を務める渡哲也が石原プロの解散を決断したという内容で、酸素吸入器をつけて外出している時の写真まで掲載されたのだ。
「記事について渡さんは、『ほうっておけ』と憤りを抑えながらスタッフに言っていましたが、怒り心頭だったのは、渡さんを『親方』と慕う舘ひろしさん(69)や神田正輝さん(68)ら石原軍団のメンバー。記事の内容もそうですが、自宅近くで、療養中の渡さんに取材したことも許せなかったのです」(前出・石原プロ関係者)
舘らが体調面を心配するように、渡は15年6月に急性心筋梗塞で手術を行い、現在は呼吸器疾患などで闘病生活を送っている。
「現在は自宅で療養しながら定期健診で通院し、理学療法士の指導を受けながら体力回復のためにスクワットやエアロバイク、ストレッチによるリハビリを行なっているそうです。体の調子が良い日には石原プロの事務所にも出社していると聞きました」(スポーツ紙記者)
渡といえば13年9月放送のドラマ「十津川警部シリーズ」(TBS系)にゲスト出演して以降、俳優業は休業状態だった。だが、そんな状況下でも、故・石原裕次郎からバトンを受け取った宝酒造「松竹梅」のCM撮影は続けていた。
「毎年秋頃に新CMの収録を行なっていますが、昨年は撮影前にちょっとピリついていて、マスコミの現場取材をシャットアウトしました」(前出・スポーツ紙記者)
ピリピリムードが漂う石原プロが歩むのは「解散」か、それとも…。5月21日発売の「週刊アサヒ芸能」5月30日号では騒動の内幕をレポートしている。