名物は麹使用のオリジナル「酒蔵パン」 格安メニューで日本酒好きの店主と酒を語る
もともとは、生活雑貨や食料品を幅広く扱う売店だったという濱田屋。4代目店主が日本酒とワインの奥深さにのめり込み、酒販専門となったのが20年ほど前のこと。「美味しいお酒を手軽に試飲できる場所を」と考え、10年ほど前に飲食スペースが作られた。以来、日本酒好きが集う交流の場になっているという。
麹を使い、日本酒に合う味わいを追求して作られたオリジナルの「酒蔵パン」は、日本酒に浸して食べると風味が増す。生地に練りこまれたチーズと日本酒との相性に驚く一品だ。近所の鮮魚店から仕入れているというお刺身は、新鮮な味わいとボリューミーながら格安価格。人気メニューだというシャキシャキ食感の「きゅうりの中華漬け」もいいつまみになる。他にも唐揚げなど定番料理から日替わりメニューまで、様々な惣菜が用意されている。
それに合わせるのは、常時20~30銘柄が用意されている、店主こだわりの日本酒がベスト。最近の一番人気だという灘の地酒「大黒正宗」の吟醸なまざけは、ふわっとフルーティーな甘みがあり、後味は爽やか。他にも兵庫の地酒を中心に、厳選されたお酒がそろう。さらに、店主がそれぞれの魅力をとことん丁寧に説明してくれるのが嬉しい。
■濱田屋
住所:兵庫県神戸市東灘区魚崎南町4-15-13 電話:078-441-1101 営業時間:月~土10:00~21:00、祝13:00~19:00 定休日:日