今年4月にテレビ朝日を退社し、フリーとなって「NEWS23」(TBS系)のメーンキャスターとなった小川彩佳。番組直前の告知では「喜びや悲しみといったニュースを巡る温度、熱のようなものを皆さんと共有できるような、そんな地続きの場を作っていきたいと思います」とPRしていた。
大きな期待を背負っての初登板だったが、6月3日放送初日平均視聴率は4.3%だったことがわかった。前任者の雨宮塔子アナ最後の5月31日放送は4.1%だったから、数字はほぼ変わらなかった。この結果に、テレビ関係者は「TBSは完全に肩透かしを食らった」と語る。
「小川アナの古巣の『報道ステーション』(テレビ朝日)は、平均視聴率10%越え。小川アナを起用すれば、この数字に近づけるのではという期待が高かった。だからこそ“退社後、1年間は他局の番組に出ない”という業界内の暗黙のルールを破り、テレ朝とTBSの上層部が話し合い“寿退社した後に移籍”という形にしました。業界の掟破りをしてまで起用した小川アナなのに、雨宮塔子アナの時とほとんど数字が変わっていない。落胆ぶりは半端ないですよ」
ただ、芸能記者は「火曜日からはアップする可能性はある」という。
「ライバル番組の『news zero』(日本テレビ系)の月曜日は、嵐の櫻井翔がレギュラーです。『news zero』は、月曜の視聴率はいいのですが、ほかの曜日は『23』と大差はありません。月曜以外で数字を伸ばせる可能性はありますよ」
かつての恋人・櫻井に視聴率で負けた小川アナ。今後の放送で挽回することができるかどうか、注目したい。