現在放映中のNHK朝ドラ「なつぞら」は、主役の奥原なつ(広瀬すず)が、アニメーターになるべく上京。舞台が北海道から東京に移って一時視聴率が危ぶまれたが、先週から本格的になつの恋の相手とおぼしき坂場一久役の中川大志が登場。新たなイケメン投入で視聴率アップに貢献できるかが注目されている。さらにドラマ関係者は言う。
「朝ドラ初の全編アニメーションのオープニングに、驚いた視聴者も多かったようですが、なつも、“仕上げ”と呼ばれる、描かれた動画に色を塗る作業をする部署から、アニメーターとして原画を描く部署への社内試験にようやく合格。まさにオープニングに出てくるアニメの女の子の展開のように物語は躍動していますが、このオープニングアニメ制作に大抜擢された23歳のアニメーター女性が6月14日に朝の情報番組『あさイチ』に出演。アニメ制作の際に『大いに参考にした』のが、ドラマの主題歌を歌うスピッツの『優しいあの子』の歌詞だったことを明かしていました」
スピッツといえば数々のヒットソングを世に送り出したベテランバンド。が、最近のメディア出演は極端に少ない。ボーカル兼ギターの草野マサムネが「テレビって怖いですよね」といった発言をしていたこともあった。
「台本通りに会話を進める方針のテレ朝の『ミュージックステーション』には出演していますが、近年はライブ活動が中心。そんな彼らにNHKとしてはぜひとも年末の紅白に出てほしいはずです。『なつぞら』は朝ドラ100作目でもあり、水面下ではかなり活発にスピッツの所属事務所へアプローチしているという見方は強い。実際、年越しライブを理由に紅白への出場を長年見送ってきたサザンオールスターズが、やはりNHK朝ドラ『ひよっこ』の主題歌を担当したことで、ここ2年連続での紅白への出場が実現。視聴率アップにも大いに貢献してくれた。NHK側としては、スピッツにも大きな期待を寄せているんです」(前出・ドラマ関係者)
前述の「あさイチ」では、草野が司会の博多華丸・大吉にメッセージを寄せるサプライズがあった。どうやら、今年の年末の紅白の目玉となるのは「確定」のようだ。
(島花鈴)