4月にスタートする広瀬すず主演の朝ドラ「なつぞら」(NHK)。今作で100作目となる同ドラマには、歴代の朝ドラヒロインが出演することで話題を呼んでいる。1983年の「おしん」からは、主人公の少女時代を演じた小林綾子とその姉役の仙道敦子。88年後期「純ちゃんの応援歌」から山口智子。96年前期「ひまわり」から松嶋菜々子。07年前期「どんと晴れ」の比嘉愛未と、同年後期「ちりとてちん」の貫地谷しほりなど、華やかな顔ぶれだ。
これほどの女優が出演ともなれば「現場スタッフの気の使いようは尋常ではない」と女性誌記者はこう言う。
「気になるところは、エンドロール最後の女優の名前が誰になるかです。楽屋の位置、待ち時間の椅子の位置にも苦心するはず」
3月4日発売の「週刊ポスト」によると、松嶋は山口に気を使っているとある。それによると、松嶋の夫の反町隆史は、山口の事務所の後輩。演技に集中するため共演者をもシャットアウトする松嶋が、本番前でも積極的に周囲を盛り立てているそうだ。それは“明るい現場づくり”を心掛ける山口の流儀に合わせているのではないか、というのだ。
「昔は、同じ格の女優が共演となると、いがみ合ったり、先輩女優が後輩をイジメたり、なんていう話もありましたが今は違います。ささいなことでもネットで広まりかねませんから、そんな自身のイメージを崩すようなことはしないのではないでしょうか。また、扱いにくい俳優の烙印を押されると、今後のキャスティングにも響くでしょうからね」(前出・女性誌記者)
物語は、戦争で両親をなくし孤児となった主人公が、動く絵=アニメーションに興味を持ち、その世界へ飛び込んでいくというもの。明日への希望を信じられる、そんな気持ちにさせてくれる作品のようだが、その舞台裏もなかなかおもしろそう!?