テリー 確か再婚した旦那さんって、テレビ東京の後輩だったよね。どういう人なの?
大橋 さっきも言いましたけど、男っぽいタイプなのを自覚しているので、家の中では少しはしおらしくなりたいと思っていたんですよ。なので、今の主人はすごくたくましいタイプですね。
テリー 例えば、どんな感じのたくましさ?
大橋 インドやケニアみたいなところにばっかりロケに行っている人なので、マスを釣って指でさばいたりしますし、トイレのない村でフライパンを出されて、そこにしちゃったり‥‥。
テリー フライパンに出したの? すごいね、もしかして旦那さん、藤岡弘、さんっていう名前じゃないの(笑)。
大橋 そういうことが普通にできるのが、もう好印象で。よく2人でキャンプに行ったりもするんです。
テリー へぇ。それで2人でいる時、大橋さんはどんな女性になるの。
大橋 その姿を見られてしまったら、もう生きていけないです(笑)。従順な犬みたいになっちゃうので。
テリー いいねェ、旦那さんがうらやましいよ。
大橋 いやァ、どうでしょうね。私があまりにもベタベタと懐いちゃっているので「1人になりたい」ってハイエースを買っていましたから。
テリー アハハハハ、そんなに甘えちゃうんだ。
大橋 とにかく、なんでもしてあげたくなっちゃうんですよ。まだ子供もいないし、ペットも飼っていないので、あり余る母性を夫に注ぐと「オカンみたいだ」って。
テリー いいじゃない、代わりに夜は旦那がリードしてくれるんでしょう。
大橋 アハハハハ、それはちょっとわかんないです。
テリー なに笑ってごまかしてるんだよ!
大橋 15年で身につけた技術です(笑)。
テリー しかたないなァ、じゃあこれから、どんな仕事をしていこう。
大橋 アナウンサーになった理由の一つに「オリンピックに携わりたい」というのがあったんですけど、それは局アナ時代に3大会連続で行かせていただいて、自分の中ではひと区切りついたんです。だから今度は、パラリンピックに携わりたいんです。
テリー そうなんだ。俺も今、パラリンピックに興味があって、盛り上げたいと思っているんですよ。実は小池(百合子)さんからも「パラリンピックの応援団をやってくれ」って言われていて。
大橋 えっ、テリーさんもですか。私は、やっぱり脳梗塞の経験がすごく大きな動機になっていて。私はたまたま運がよくて麻痺が残らなかったんですけれど、脳卒中患者さんが入院しているフロアにいたので、麻痺が残ってしまった患者さんがたくさんいたんです。
テリー そういうのを目の当たりにすると、やっぱり認識は変わるよね。
大橋 それまで当たり前に使っていた「健常者」という言葉がすごく怖くなりました。健常者と障害者の境界ってすごく曖昧なんだ、とあらためて気づかされた感じで。もしパラリンピックに携われたら、そんなこともお伝えできたらと考えています。
テリー それ、すばらしい提案だと思うよ。俺からも関係者に伝えておくから、ぜひ一緒にパラリンピックを盛り上げましょう。
◆テリーからひと言
相変わらず銀座のママみたいな笑い声で、中年殺しだな(笑)。旦那とハードなキャンプもいいけど、のんびり俺と海でスイカ割りでもしようよ。